第1日 〜2007.9.15(土)〜

福知山駅→阪神前

1.福知山駅7:00→7:35菟原(西日本ジェイアールバス)890円 京都200か・384 三菱
菟原のJRバス 福知山駅のバス時刻表  品川バスターミナルから、舞鶴行きの夜行高速バス「シルフィード号」に乗って、福知山駅前で降りた。駅近くのコンビニでおにぎりを買って、まだ人通りの少ない駅前のベンチで朝食。
 今回のバス旅で、最初に乗るのが園部行きの西日本ジェイアールバス。駅前に乗り場があり、路線図や時刻表が詳しく書かれている。途中の多保市というところまでの経路が、何種類もあるようだ。
 一番多いのは(温)(市)と書かれた、路線図の一番下を通る、福知山温泉・下六人部経由。その次が真ん中の経路(市)(下)の市の谷・下六人部経由で4本。そして、一番上の(長)長田野経由が3本で、このうち1本が駅反対側の緑ヶ丘も経由する。
 次に来るのは、その少ない(市)(下)の園部行きだ。駅から乗車したのは4人。土曜日の早朝にしては、乗っている方かもしれない。2つめの停留所が福知山城公園前。すぐ右手に、福知山城が見える。国道から分かれ、立体交差の交差点に入って体育館前を過ぎると、この経由だけが走る区間になる。
 そんな中、さっそくトラックセンターバス停で下車がある。その先のなかよし公園前でも下車がある。この少ない経由便を、うまく使いこなしているのだろう。発車して10分もたたないうちに、車内は自分だけになってしまった。
 多保市から国道に戻る。朝日をあびながら、バスは快調に走っていく。7:42の発車時刻よりかなり早く菟原バス停に到着した。時間調整をするようなので、しっかり写真を撮っておく。
JR西日本バスの路線図
2.菟原7:52→8:04ホテルアルパイン(福知山市バス)300円 京都22す18−10 日野
菟原の福知山市バス 菟原バス停  ここからは、福知山市のコミュニティバスに乗っていく。バス停の表記は、コミュニティバスなので「市営バス」ではなく「市バス」になっていた。
 しばらくすると、白いボディにオレンジのラインの入ったリエッセがやってきて、待合室の周りをぐるっと回って行ってしまった。一瞬乗り遅れたかと思ったが、まだ時間には早い。あのバスがどこかへ行って折り返してくるのだろう。
 ほぼ発車時刻になって、道路の反対側に「はぎ」と書かれた先ほどのバスがやってきた。あちら側にポールはないし、ここまで入ってくるのだろう。心配になって見ていると、ウィンカーを出して待合室のあるこちら側へやってきた。
 乗客はなし。自分だけを乗せて菟原バス停を発車した。このバスは、草山温泉にあるホテルアルパインというところへ行く。草山温泉は府県境を越えた、兵庫県篠山市にある。このコミュニティバスは、府県境も越えてしまうのだ。
 緩やかなカーブが続く県道をバスは走っていく。温泉へ行くバスとはいっても、日祝は運休だし、この時刻に着いてもまだ日帰り温泉は開場前だ。だから、人が乗ってなくても当たり前だよなと思いつつも、それじゃ何で走っているんだろうという疑問もわいてくる。
 案の定、誰も乗ってこないまま府県境を越えた。そのまましばらく走ると、草山温泉というバス停があった。その先で左折すると、右手がそのアルパインらしい。バスはその先の日帰り温泉施設の駐車場で停まった。
京都・兵庫の県境
草山温泉
駐車場に停まる福知山と神姫バス スロープカー  バスは日帰り温泉施設『観音湯』の駐車場に停まり、そこで下車となった。隣には篠山口駅へ行く神姫バスが停まっている。
 福知山市バスは、行き先を変えると数分で折り返していってしまった。ここまで来たのだから温泉に入りたいが、開場は9:00から。9:18のバスに乗らなくてはならないから、あきらめるほかなさそうだ。
 ここは温泉だけではなく、いろいろな施設がある。食事処なのだろう、屋台村の案内がある。広い芝生は、グランドゴルフ場。そのゴルフ場の脇に『観音号』と書かれたスロープカーがいた。
 スロープカーの軌道を追っていくと、半円を描いて山の上につながっている。その山の上には、黄金に輝く観音様が見える。どうやら、あの観音様への参拝用の乗り物らしい。
 その用途は何であれ、軌道系の乗り物は乗れるなら乗っておきたいのが、鉄の気持ちというもの。しかし、こちらもゴルフ場が開場しないと乗れないようだ。こちらも、見るだけであきらめるしかない。
 そのうち、自家用車で運転士さんがやってきた。どうやら昨夜からここに停めてあって、これから1日の仕業が始まるようだ。運行前点検が始まった。ハンマーでたたいたあと、少しずつ前進や後退をしている。
 あくまでもここは駐車場。バス乗り場は道路沿いにある。そのバス停は、日差しをよけるところがない。そろそろかなと、発車時刻の5分前に日陰から出て、バス停へと歩いていった。
山上の観音様
3.草山温泉9:18→10:00篠山口駅(神姫バス)820円 神戸200か20−85 日野
草山温泉の神姫バス 草山温泉バス停  道路沿いに立つバス停ポール。神姫バスが「草山温泉」で、福知山市バスが「ホテルアルパイン」。名前こそ違うが、同じ場所に立っている。
 やがて、駐車場にいた神姫バスがやってきて、後ろのドアを開けた。始発から乗り込んだのは自分だけだった。
 県道に戻ると、すぐに左側の本郷という地区に入っていく。ここから乗ってくる人がいた。このまま狭隘路が続くのかと思ったら、すぐに県道に戻ってしまった。沿道には「栗」の直売所が目立つ。そういえば、ここは丹波栗の産地ではないか。
 府県境を越えたはずなのに、道路は谷間の上り坂になる。どうも、峠越えの雰囲気だ。やがて道路はつづら折りになり、鼓峠という峠を越えた。峠を越えると、栗柄○○というバス停が続く。やっぱり栗と深い関係のある地区なのだろうか。
 周囲の雰囲気も、山の中から集落のある田園地帯に変わった。それとともに、停留所で待っている人が、ところどころに現れ始め、車内の座席も少しずつ埋まっていった。
 やがてバスは西紀支所前というバス停に着く。すぐ前に篠山営業所行きのバスが停まっていて「篠山方面お乗り換えです」の肉声の放送が入る。2人ほど、前のバスに乗り換える。
 そうか、こんな乗り継ぎができたのか。わかっていれば、まだ歩いたことのない篠山の街歩きやお城見学に時間を当てたのだが。
 さらに乗客が増えて、JR篠山口駅に到着する。これといって見学地はないのだが、ここで約2時間待ちになる。
西紀庁舎前で接続
4.篠山口駅11:55→12:40三田駅(神姫バス)850円 神戸200か20−85 日野
篠山口駅の神姫バス  ちょっと早いが、この待ち時間に昼食をとってしまおう。今朝は、夜行バスを降りてまともな食事をしていない。駅の自由通路を抜けて反対側に行くと、篠山口駅の駅弁屋さんがやっている「浪花食堂」という店があった。
 中に入って注文すると「この時間は、ごはんとおでんくらいしかできないよ」という。それで十分。いい色をして煮えているおでん鍋から、5つほどしっかり汁に染まったネタを選ぶ。ご飯は大190円、中180円、小170円。この値段差なら、やっぱり大だね。
 そろそろ時間と、駅の反対側に戻ってバスを待つ。11:50のバスは5分ほど遅れてやってきた。ここ始発ではなく、篠山営業所から来たようだ。かつては、三宮から篠山まで特急バスが1時間に1本程度走っていたのだが、今では三田〜篠山口は完全なローカル路線になってしまった。
 車内はご婦人のグループが乗車中でにぎやか。三田のホールで行われる催し物に行くらしい。下車停留所を運転士さんに確認している。
 ほぼJR福知山線に沿った国道176号線を走っていく。45分ほど走って、ようやく三田駅に到着する。本土縦断の時は工事中だった駅前広場も、すっかりきれいにできあがっていた。
5.三田駅13:45→14:15有馬温泉(阪急バス)550円 神戸200か・156 いすゞ/西工
三田駅の阪急バス  三田と有馬温泉を結ぶバス。本土縦断ではこの逆方向に乗ったのだが、そのときは神鉄バスの運行だった。前回の乗車直後、2002年10月1日から阪急バスの運行に変わっている。神鉄バスそのものが、ほとんどの路線を2003年10月1日までに阪急バスに移管してしまい、今では鈴蘭台や西鈴蘭台から団地へ向かう路線しか運行しない会社になってしまったのだ。
 バスは数人のお客さんを乗せて三田駅を出発する。三田本町を過ぎると交差点を左に折れ、神戸電鉄の線路をくぐって国道へ出る。
 その先は、山口地区まで国道176号線を行く。三田市から西宮市に入り、中国自動車道をくぐれば山口地区に入る。国道から分かれて、有馬温泉へ向かう県道82号線を行く。
 この山口地区と南部の西宮駅を結ぶ、南北連絡バスが9月1日〜11月30日の3ヶ月間試験運行されている。その南北バスのポールが立っているのが、車窓からも見てわかった。当初は、せっかく試験運行期間に行くのだから、経路に入れようかとも思ったのだが、スルッとkansai3daysが使えないにもかかわらず、全線乗るとかなり高額なのでやめてしまった。
6.有馬温泉14:50→14:56ロープウェー有馬駅前(有馬ループバス/神鉄バス)100円 神戸200あ・160 三菱
有馬ループバス  次に乗る予定のバスまで35分。ちょっと時間は短いが、せっかくだから温泉に入りたい。歩いて数分の有馬本温泉『金の湯』へ向かう。スルッとkansai3daysと優待券で割り引き入浴。鉄分の多い茶色い湯をあびる。
 短い時間だがすっかり温まって出てくると、いつの間にやら外は大雨。傘をさしてバス停へ向かう。ちょうどバスが着いたところで、満員のお客さんが降りていくところだった。
 人の流れが止まって、とりあえず撮影。すぐにお客さんが乗り込み始める。バスは、マイクロバス「ローザ」を改造したボンネットバス。後部は車いす用リフトがあって、座席も折りたたみ式になっている。前の方の座席は満席だが、この折りたたみ部分はまだ空いていたので、そちらに座っていく。
 マイクロバス改造だが、車内はロングシート。通路部分があるから、ある程度詰め込みが効くようになっている。数人の立ち客がでる程度で、有馬温泉を発車した。
 まずは、ロープウェー駅前までノンストップ。そこからは、こまめに停車して有馬温泉まで戻るのが、このループバスの経路だ。
7.有馬温泉15:13→15:26六甲山頂(六甲有馬ロープウェー/神戸市都市整備公社)780円(2割引) 6 日本ケーブル
乗車した6号搬機 有馬温泉駅  有馬と六甲を結ぶ、六甲有馬ロープウェーの裏六甲線に乗っていく。この手の乗り物は「ロープウェイ」と表記している会社が多いものの、ここを始め谷川岳ロープウェーや鋸山ロープウェーなど「ロープウェー」を採用している会社も少なからずあるようだ。
 ここでもスルッとkansai3daysのおかげで2割引の乗車券を購入できた。この路線の特徴は、何といっても距離が長いこと。全長2.7kmあり、山を登り谷をわたって有馬と六甲山頂を結んでいる。
 乗車したのは6号で、赤と水色に塗られていた。有馬温泉を出発すると、いきなり急な登りになる。搬機から見えるように、建物に駅名が書かれているのは、他のロープウェーではあまり見かけない。現在は休止中の表六甲線と合わせて、4駅を所有している路線だからなのだろうか。
 急な登りが終わると、今度は谷をわたりながら緩やかに六甲山頂へと登っていく。途中で、反対側の5号と行き違う。あちらは、黄色と水色に塗られていた。乗客は少なく、みな座って景色を眺めているようだ。
 ちなみに、こちらは15人程度が乗っている。座ろうと思えば座れるのだが、ほとんどの人が立って景色を眺めている。ロープの勾配が支柱ごとに変わり、すでに有馬駅などは山影になって見えなくなってしまった。それだけ変化に富んだ、乗って楽しい路線だといえるだろう。
 やがて正面に六甲山頂駅が見えてきた。こちらも駅舎に駅名が見えるように書いてあった。
すれ違った5号搬機
六甲有馬ロープウェー 六甲山頂駅(旧:六甲山頂カンツリー駅)
六甲山頂駅 廃止になった路線の搬機  ここは、表六甲線(休止中)と裏六甲線の接続駅だった。2004年12月19日に表六甲線が休止されるまでは、六甲山頂カンツリー駅という駅名だった。
 その表六甲線、廃止ではなく休止中ということもあり、まだ設備はそのまま残っている。残っているばかりか、表六甲線のホームに入って見学できるようになっていた。
 こちらの駅名票は昔のまま「六甲山頂カンツリー駅」と書かれていた。「しゃくなげ」と書かれた搬機が停まっていて、休止日につけていたのだろう「さよなら表六甲線」のプレートをつけたままだった。もう3年近くそのままなのだろう、プレートの周りのモールは色あせていた。
 この表六甲線、全長は2.3kmと裏六甲線より短かったものの、途中の天狗岩駅でロープの角度が変わるため、表六甲駅〜天狗岩駅と天狗岩駅〜六甲山頂カンツリー駅が別々の搬機で運行されていた。2本のロープウェーを乗り継ぐような運行形態だったのだ。
 4台の搬機が休止後も残されているはずで、裏六甲線の搬機が2台しかないのに「5」「6」なのは、まだ表六甲線は廃止じゃないぞということの現れなのだろう。
 駅舎内には、土産物の売店や自販機の並ぶ休憩コーナーもあって、ちょっと一息入れたくなってしまった。そこで、休憩コーナーで缶コーヒーでひと息いれた。ところが、これがまずかった。あまりにくつろぎすぎて、すっかり予定のバスに乗り遅れてしまったのだ。
廃止のプレートがついた表六甲線
8.ロープウェー山頂駅15:50→16:04六甲ケーブル山上駅(六甲摩耶鉄道)250円 神戸200か12−87 三菱(ノンステ)
ロープウェイ駅の山上バス ロープウェイ山頂駅バス停  六甲摩耶鉄道が運行する「六甲山上バス」に乗って、六甲ケーブル山上駅へ向かう。当初の予定では、六甲ケーブル山上駅から阪急バスの阪急六甲行きに乗り継ぐ予定だった。日曜日ならもっと遅い便があるのだが、1本前のバスに乗り遅れたので、もう最終の阪急六甲行きには間に合わない。
 こうなったらケーブルで下りるほかない。せっかくのバス旅だから、できるだけバスを使いたかったのだけれども、まあいいか。行程に変化が出るから、旅をするという点では楽しくなるし。
 さっきのバスは大混雑だったのだが(それが乗り逃した理由でもあるのだが)、今度のバスは比較的空いていた。ここで降りる人もいて、全員が座ってロープウェー山頂駅を発車した。
 山上を巡回するバスということで、とにかくカーブとアップダウンが多い道を行く。六甲ガーデンテラス、カンツリーハウスと乗降が続く。
 オリエンタルホテルは2007年6月15日で営業を停止しており、バス停も旧オリエンタルホテルという名になっていた。そこに1人のおじさんが降りていく。運転士さんは「もうホテルはやってませんよ」というと「見学だけしたいので」と言う。
 廃墟マニアという人がいるのは知っているが、まだ廃墟にはなっておらず、立ち入れないように頑丈な柵があり見学もかないそうにない状況だ。
 やがてバスは、一方通行の細道に入っていく。これがケーブル山上駅へと続く道で、ケーブル山上駅付近は道が狭く、完全な時計回りの一方通行になっているのだった。到着したケーブル山上駅一帯は一面の霧で、真っ白な世界になっていた。
ケーブル山上駅
9.六甲山上16:20→16:30六甲ケーブル下(六甲摩耶鉄道)460円(2割引) 3+1 武庫川車両
山上駅の六甲ケーブル 1+2と途中ですれ違い  ここからは、六甲摩耶鉄道の六甲ケーブルで山を下る。ここもスルッとkansai3daysを見せて2割引の特典を受ける。
 ここのケーブルカーは2両編成。山上側は普通の車両だが、下側は窓ガラスがなく天井もガラス張りになったトロッコ風車両だ。先ほど乗った山上バスと同じ、グリーンと赤に塗り分けられた車両は「ヨーロピアン・クラシック」という車両なんだそうだ。
 そんなに乗客も多くはない。先頭まで行ってロープの位置を確認すると右側のロープが下に向かっている。ということは、すれ違う車両は右側を通るはず。進行方向右側の窓ナシ席に座っていく。やがて、自動ドアが閉まり発車。窓ナシ車のドアは、新幹線のホームドアのように腰板の部分しかなかった。
 1つめのトンネルを抜けると行き違い地点。右側に線路が現れて、下から緑と黄色に塗られた車両が上がってきた。あちらはライトが2つあり、昔の路面電車のようなポールが2本ついている。なんでも、こちらは昔の阪神電車と神戸市電(どちらも路面電車)をイメージした車両なのだとか。
 その後も2つのトンネルをくぐって、ケーブル下駅へと向かっていく。ロープウェーと違って展望はきかないものの、トンネルあり橋梁あり。カーブもあってまっすぐ下が見えるわけでもなく、山がすごく近くに感じられる。
 もちろん窓がないオープン車両ということもあるのだろう。たった10分で着いてしまった。もっと乗っていたいと思うケーブルカーだった。
オープン車両は天井も明るい
10.六甲ケーブル下16:39→16:50阪急六甲(神戸市営バス)200円 神戸200か22−43 日デ/西工(ノンステ)
ケーブル下の神戸市営バス  ケーブル下の駅を出て階段を下りると、そこはロータリーになっていた。目の前にはバスとタクシーの乗り場がある。16系統の阪神御影行き神戸市営バスが頻発している。このバスに乗って、途中の阪急六甲駅まで行くつもりだ。
 バスはすぐにやってきた。山上バスに続いてノンステップバスだ。緑色が明るい、ノンステップバス専用の塗色をしている。
 降車客がすべて降りると中ドア開き、待っていた乗客が乗り込む。10人弱の人が乗り込んで、ケーブル下を発車する。ケーブル利用者ばかりでなく近くの団地の人も利用しているようだ。
 阪急六甲へ向かって、道路は下り坂ばかり。団地や神戸大学が立ち並ぶ道を走っていくので、坂道の途中にある停留所毎に数人ずつ乗ってくる。もともと座席数の少ないノンステップバスだから、たちまち座席が埋まってしまった。
 いったん阪急電車の下をくぐり、すぐに右折して線路沿いの道を行く。踏切があり、その踏切を渡ったところが阪急六甲駅というところが、このバスの阪急六甲バス停だった。
11.阪急六甲17:06→17:37阪神前(神戸市営バス)200円 神戸200か・493 三菱
阪急六甲の神戸市営バス  次に乗るのも神戸市営バスだが、緑の濃い通常の塗色のバスだった。今度のバスは、駅舎の下にあるバスターミナルから発車する。
 阪急六甲と三宮を結ぶ2系統も、数分おきに運行している頻発路線。このバスに乗って、終点三宮神社の1つ手前、阪神前まで乗っていこう。
 山麓線という県道を行く路線で、最初こそ空席が多かったものの、頻繁な乗り降りが続くうちに立ち客まででる状態になった。
 沿線には私立高校も多いようで、途中から女子高生が大挙して乗ってくる。そろそろ推薦入試の申し込みが近いのだろう、大学入試の話を一生懸命話しているのが聞こえてしまう。
 新神戸駅に近い布引バス停での乗降もけっこうあった。ここからは坂を下って三宮駅へ向かう。地下鉄三宮駅前バス停へ到着すると、ほとんどの人が降りてしまい、車内に残ったのは数人になった。
 次のバス停が阪神前。阪急とJRの高架線の下をくぐり、三宮駅の南側にでた阪神百貨店の前がバス停だった。

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