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出発地 〜2002.3.30(土)〜

本土最南端 佐多岬への道

大泊バス停から自動車専用の有料道路「佐多岬ロードパーク」を行く
佐多岬ゆきバス 佐多岬ロードパーク
佐多岬バス停前の広場にて  本土最南端の佐多岬へ行くには、大泊バス停から佐多岬ゆきのバスに乗る。実はこのバス、先ほど大泊まで乗ってきたバスそのものなのだが、いったん運賃精算した上で別のバスとしての運行になっている。
 この先は「佐多岬ロードパーク」という、いわさきグループがやっている自動車専用の有料道路を走っていく。徒歩や自転車では、本土最南端に行くことが出来ないのだ。ちなみに、左側にある細道がこの奥にある田尻集落へ向かう道。田尻まで一般道を行き、そこから有料道路に入ることも出来るのだという。
 けっこうアップダウンやカーブ、それにトンネルまである有料道路だった。道幅もそれほど広くはない。しかし、それ以上に走っている車がほとんどない。10分ほどで佐多岬バス停に到着した。ここは駐車場になっており、本土最南端の電話ボックスや本土最南端の標識があった。せっかくだから記念撮影しておく。
 海の中の小島に灯台が建っている。実はあそこが本土最南端。もちろん、バス停よりもっと先だ。この一体が佐多岬ロードパークで、駐車場より先は有料の歩道になっていて、さらに南にある展望台まで行けるようになっている。
 それならば、さらに南を目指した歩いて行こうではないか。バスの折り返し時間まで1時間弱ある。運転士さんも「確実に乗るなら、荷物は車内に置いていっていいよ」というので、身軽になって展望台を目指す。
有料の遊歩道で展望台を目指す
有料歩道の通行券 最南端到達証明書
 駐車場の脇にあるトンネルが、有料の遊歩道の入口だ。ここで100円の施設使用券を買って進んでいく。一緒に「本土最南端到達証明書」も買っておく。車で行ける最南端なので、ここでも売っているのだろう。
多少アップダウンはあるものの、それほど歩きにくい道ではない。御崎神社のところを過ぎると、突然やぶがガサッという音を立てた。猿でもいるのだろうか、何か生き物がいるようだ。
 廃墟となったレストハウスを過ぎて、登り坂を行くとコンクリート造りの展望台が見えてきた。
佐多岬の展望台にて
佐多岬展望台にて 展望台のスタンプ  展望台の脇にも、本土最南端の碑があった。ここでも記念撮影しておく。うれしかったのは、展望台の売店が営業中で日付入りのスタンプがあったこと。もちろん、到達証明書はここでも売っていた。
バス旅スタート地点の佐多岬バス停へ
 とりあえず、普通に遊歩道を歩いて行ける最南端がここのようだ。天気もいいし、景色もよかった。開聞岳がくっきり見えるし、鹿児島と種子島を結ぶジェットホイルが海の上を飛ぶように走っていくのも見えた。
 さて、そろそろバスの発車時間が気になり出した。来た道を戻るだけだから、だいたいの時間はわかる。ということで、バス旅のスタート地点、佐多岬バス停へ戻ることにした。佐多岬バス停のポールには「本土最南端」の文字があり、この旅のスタートにうってつけのバス停だと感じた。

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