第1日 〜2007.8.11(土)〜

苫小牧駅→日高支庁前

1.苫小牧駅9:10→11:20新冠(道南バス)1430円 室蘭22う・495 日デ/富士重工
苫小牧駅の道南バス イモッペ地蔵バス停  苫小牧駅から静内行きのバスで、今回のバス旅をスタートする。本土縦断の時も、ここから平取行きのバスに乗った。途中までは、その時と同じ道を走っていく。
 やってきたバスは、その時とは違う型だけれども、非冷房トップドア車である点は同じだ。バスはしばらく広い国道を走っていく。そして、日高道の側道になっている国道235号線を走っていく。
 国道ばかりではなく、集落のあるところは旧道に入っていく。軽種馬センターから門別本町の間、賀張から厚賀駅前の間、節婦から節婦第二の間が旧道を走る区間だった。
 苫小牧駅を出るときは20人近くいた乗客も、途中から乗ってくる人は少なく、だんだんと減っていく。途中に「イモッペ地蔵前」というちょっとおもしろい名前のバス停があり、そこで降車ボタンが押された。ちょうど、目の前にポールが来たので1枚写真を撮っておく。
 バスは、日高本線とつかず離れず、右手にはところどころ太平洋を眺めながら走っていく。もっと平坦な道かと思っていたのだが、意外とアップダウンもあり景色の変化があって楽しい路線だ。
 やがて新冠に入っていく。国道を右折して新冠の街中を走る。新冠にある『レ・コード館』に寄っていきたい。レ・コード館前というバス停があると聞いていたので、放送に注意していく。駅前を過ぎて少し行ったところで「次は新冠、レ・コード館前です」と流れる。なんと、バス停の新冠とレ・コード館は同じところだったのだ。
太平洋を見ながら走る
見学 レ・コード館
レ・コード館展望台 展望台から新冠駅を見る  バス停の向かいには『レ・コード館』と道の駅『サラブレッドロード新冠』が建っていた。まずは、レ・コード館へ向かう。ここはアナログ・レコードに関するミュージアム。
 チケット売り場で、中央にある優駿の塔は無料ですが、その他の展示をご覧になりますかと聞かれる。もちろん見学したいので、500円のパスポートを買って中に入る。各展示室とホールの入口には、この先はパスポートが必要との表示がある。
 ちょうど時間が合ったので、まずはレ・コードホールから見学(視聴)する。全長3.4mのオールホーンスピーカーシステムによるレコードの演奏を、ガイドの女性の解説とともに聴くことができる。
 スピーカーが大きいから大きい音がするのかと思ったが、そうではなくとても細かな音まで再現されるとのこと。いろいろなジャンルの音楽をかけてくれるのだが、たしかにその意味が聴いてみるとわかった。その他の展示コーナーも見て回る。
 その後、無料ゾーンの優駿の塔にも登ってみる。展望台は喫茶室にもなっていて、ちょうど新冠駅を見下ろせる席に座って、しばしミニケーキと紅茶でくつろいでいく。新冠駅は今では棒線駅になっていて、列車交換はできない。かつては貨物も扱っていた駅だったとのことで、そのころは今より広かったのだろう。
 駐車場に建つ、ハイセーコー号の銅像を眺めながら、レ・コードの湯の送迎車が来るのを待った。
ハイセイコー
入浴 レ・コードの湯(入浴料500円)
レ・コードの湯 レ・コードの湯全景  道の駅の駐車場に、レ・コードの湯の案内があり、電話をすれば無料で送迎してくれるとある。そこで電話をすると、ワゴン車が迎えに来てくれた。
 車で5分ほどの距離なのだが、高台にあり大荷物を持って歩いて行くのはかなり厳しい。送迎のおかげで、温泉と昼食をゆっくり楽しむことができそうだ。
 館内にある案内を読むと、絶対に温泉が出ないといわれた日高の地で、2000m以上も掘削してようやく掘り当てた温泉なのだそうだ。1998年に開業して、温泉だけでなくホテル棟も建っている。源泉の温度が少し低いので、加熱循環しているよう。それでも、ちょっとツルツルした感じがして、温泉なんだなと実感できるお湯だった。
 屋上展望台というのがあったので行ってみると、目の前の牧場から先ほどいたレ・コード館の塔、そして太平洋まで一望できる。温泉を楽しみに来た地元の方はここまで上がってこないのか、しばし風景を独り占めしてしまった。
 さて、昼食にしよう。最初はレストランでと思っていたのだが、聞いてみるとレストランは宿泊棟とのこと。もちろん、利用はできるのだが別棟まで移動するのが面倒になり、温泉棟にある軽食レストランで済ますことにしてしまう。たしかに軽食しかないけれども、生ビールもつけてお昼からちょっといい気分になってしまった。まだ初日なんだからと、一杯でやめておく。
 再び送迎車に送っていただいて、道の駅まで戻る。売店で新冠産の牛乳をふんだんに使った「牧場プリン」というのを1つ買う。とってもおいしそうなのだが、とりあえずバッグにしまっていく。
展望台から牧場を眺める
2.新冠14:18→14:34静内駅(道南バス)200円 室蘭22う・330 日デ/富士重工
新冠の道南バス 新冠バス停  バス停で待っていると、4分ほど遅れて静内行きのバスがやってきた。平取始発のバスで、トップドアの非冷房車だった。道南バスに乗ると非冷房車に当たることがあり、北海道のバスなんだなと実感する。
 車内の乗客は数人。運転区間と時間からして通学用とも思えず、いつもこれぐらいしか乗っていないのだろうか。
 新冠から静内までは、5kmそれほどの距離しかない。10分も走らないうちに町境を越える。かつての静内町も、2006年3月に隣の三石町と合併して新ひだか町という町になった。新冠町の西隣が日高町で東隣が新ひだか町だ。
 新ひだか町のカントリーサインを過ぎるて坂を下ると、左に手に牧場が広がる。そのすぐ先で二叉を左へ進むと、自動車販売店や家電量販店が現れて、大きな街に入ったなという雰囲気が広がる。
 そんな街中の交差点を右折して、静内駅へと向かう。街の中心から駅は少し離れているようで、駅へ向かうにつれて商店の数は減っていった。新冠から15分ほどで、静内駅前に到着した。
 駅舎は大きな建物になっていて、1つの建物の中にJRの駅、道南バスの案内所、そして新ひだか町の観光案内所が同居していた。
 乗ってきたバスは行き先を平取に変えた。普段は、静内から平取への下校生徒を運ぶ便なのかもしれない。ちょうど日高本線の列車が来たので、その写真を撮った入りして45分の乗り継ぎ時間を過ごす。
 さきほど、おいしそうなプリンを買ったのを思い出し、バス乗り場前のベンチでいただく。思った通り、とてもおいしいプリンだった。
新冠町から新ひだか町へ
3.静内駅15:20→16:31日高支庁前(道南バス)910円 室蘭22う・195 三菱
静内駅の道南バス 日高本線とサラブレッド  今日は1日道南バスの旅になった。3本目のバスは、前中ドアの路線車。このバスも車内に冷房設備はない。にもかかわらず、座席はリクライニングシートになっている。
 こんな仕様のバスが、本州の中古車ということはなかろう。道南バスが長距離路線用に発注したに違いない。今日乗ったバスは、3台とも非冷房車だった。
 JR日高本線は、東静内から先は海岸から離れて内陸を行くところが多いのだが、バスはほぼ全区間海岸沿いを走る国道235号線を行く。途中からバスは貸し切りになってしまい、窓を開けて風を受けながら、太平洋をのんびりと眺めていく。
 日高本線の線路が放牧地の中を走っているところがあった。日高地方らしい風景に、列車がやってこないかなと期待するも、それはかなわなかった。国道沿いに小学校が建っていた。その校庭にすごい数のウミネコがいる。校庭にカラスがいるのは見たことあるのだが、あのおびただしい数のウミネコは・・・。やっぱり北海道の海沿いだからだろうか。
 三石を過ぎると、新ひだか町から浦河町に入る。最初に現れるのが荻伏という地区で、ここからはJR北海道バスの路線もあり、東町までは道南バスとJR北海道バスの2つの会社のバスが走っている。
 今夜のホテルは、日高支庁のすぐ近く。浦河の街の中心よりもかなり手前の日高支庁前でバスを降りる。静内から浦河まで、JRに乗ると1040円かかる。バスだともっとかかるだろうなと思っていたのだが、運賃表示器は910円。鉄道と並行路線とはいえ、まさか鉄道より安いとは思わなかった。
太平洋を見ながら走る

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