ミニロゴ

第43日 〜2003.5.2(金)〜

函館空港→函館駅

285.函館空港13:40→13:48湯川温泉(函館帝産バス)200円 函館22か・419 三菱
函館空港の帝産バス  前回は函館バスで空港まで来たのだが、今回は空港リムジンとして運行している函館帝産バスに乗っていこう。空港発は20分ごとと頻発している。空港の食堂で昼食をとっていたので、ちょうど到着便のない時間帯だったのだろう。53人乗りの観光タイプに乗ったのは、自分1人だった。
 車内には、帝産バスのオリジナルミニカー発売中の案内があった。チョロQや携帯ストラップの販売は目にしたことがあるが、車内でのミニカー発売に出会ったのは初めて。せっかくだから、信号待ちの時間に1セット売ってもらった。
 その信号を右折すると、もうそこが湯川温泉街だった。駅前と空港を結ぶリムジンだが、観光地でもある湯川温泉だけは途中降車ができるのだ。8分ほどの乗車でバスを降りた。
 バス停近くの湯の浜ホテルで日帰り入浴をお願いする。入浴料は1000円とちょっとお高めだが、白湯という内風呂と赤湯という露天風呂の2つの源泉を楽しむことができるという。露天風呂は15時からとのことで、まずは内湯へ行く。ガラス越しに津軽海峡の海が広がる。露天風呂は離れているので、いったん着替えて移動。露天風呂は潮の香が強く吹き込む野趣満点の風呂だった。
286.湯川温泉15:45→16:03函館駅前(函館バス)250円 函館22か・509 日野
湯川温泉の函館バス  海岸通りの湯川温泉バス停にやって来る函館バスは6系統だけ。この路線は、2003年3月末まで最後の市営バス路線として運行されていた。バスは1時間に1〜2本と、先ほど乗った函館帝産バスの方が圧倒的に多い。しかしながら、あちらはリムジンバスなので空港発の便に、途中の湯川温泉からは乗車ができない。
 やってきたバスは、半分くらいの座席が埋まっていた。バスは海岸沿いの国道278号線を行く。片側2車線の広い道路で、どの車も快調に走っていく。途中の停留所での乗降もかなりあり、どちらかというと乗ってくる人の方が多い。啄木小公園というバス停もあるが、観光客らしい乗客はいなかった。
 大森稲荷前で右折して、函館駅へと向かう。函館駅を目の前にした棒二森屋前バス停で、ほとんどの人が降りる。そればかりか、新たに乗ってくる人もいる。もしやここが終点かと思い運転士さんに確認すると「次が駅です」とのこと。駅前に到着すると「6系統日吉営業所前行きです。棒二森屋前からご利用の方は、そのままご乗車下さい」と放送が流れる。始発より前から乗れるというのは、慣れない者には難しいシステムだ。
見学 函館市青函連絡船記念館「摩周丸」(入館料 500円)
入館券 記念館「摩周丸」  ホテルにチェックインして身軽になって市街地にくりだす。まずは、2003年4月19日に「函館市青函連絡船記念館」として再デビューした摩周丸を見学に行く。もう16時を回っているし、終わりかなと思ったが、4〜10月は18時まで開館とのことで、ゆっくりと見て回ることができた。
 いったんドッグ入りして化粧直しをしたそうで、煙突のマークも国鉄時代のJNRに戻されていた。内部の展示は、以前とそれほど変わってはいなかった。毛布で作る造形の数々や、ロープワークの解説など、見て勉強になる展示は健在だった。ただ、船室については申し訳程度しか展示されておらず、グリーン指定席とグリーン自由席でこれだけ座席が違うのかという差を体験できるとよかったのだが。
 新しくできたらしい、シーサイドサロンというところが、なかなかよい雰囲気だった。自動販売機でジュースを買って窓側のテーブルにつくと、目の前には函館山。テーブルの上の液晶モニターからは、なつかしい青函連絡船の映像が流れているといった具合だ。設備の関係で難しいのだろうが、ここが喫茶室になっていて、ホットコーヒーでも飲めたのなら、もっとよかったのだが。
摩周丸のブリッジ
函館湾
287.函館駅19:10→函館山→20:30函館駅(北都交通)800円 札幌22か15−61 三菱
函館駅の北都交通  函館まで来たからには、函館山の夜景を見てこよう。函館山へはロープウェイ、函館バスの路線バス、北都交通の定期観光バスの3つの行き方がある。路線バスの旅としては、函館バスが正当派なのだろうけれども、北都交通の定期観光バスも、予約不要全席自由席となっている。
 そんなこともあって、この旅最初で最後の定期観光バス利用となった。乗車券売り場で800円払うと、きれいな写真入りの乗車券と胸につけるワッペンをくれる。
 やがて観光バスがやってきて乗車。今日の乗客は14名ということで、それぞれ好みの席に座っていく。登山道に入ると室内灯を消して、夜景鑑賞モードになる。ロープウェイと違い、登山道途中の二合目展望台や七合目展望台からもきれいな夜景が見えた。
 19時30分に山頂駐車場に到着。今日は回転方式で、バスはいったん下山して時間にあわせて再び登ってくるので、時間厳守で集合とのこと。20時の出発直前まで山頂で夜景を楽しんで、再びガイドさんのお話を聞きながら駅へと戻った。
 そこから歩いて10分ほど、ゴールデンウィーク期間は23時までやっている函館ビールに行ったのだった。
函館の夜景

ホーム▲ 旅目次△ <第42日 第44日>