第1日 〜2007.4.7(土)〜

桑名駅→名鉄一宮駅

1.桑名駅9:50→10:13陽だまりの丘郵政研修所前(三重交通)340円 三重22き・938 日野
桑名駅の三重交通バス  この次に乗る、桑名市のコミュニティーバスの接続を考えて、スタートの桑名駅を10時前のゆっくりしたスタート。時間があるので「ムーンライトながら」を降りてから、2007年9月末で近鉄から養老鉄道へ経営移管される、近鉄養老線へ寄り道してから桑名駅へ向かう。
 バス停前のハンバーガーショップで遅い朝食をとっていると、やってきたのはリエッセだった。さっそく、写真を撮ってから乗り込む。駅前からの乗車は3名ほど。土曜日のこの時間、駅へ向かうバスならともかく、駅からの便だからこの程度なのだろう。
 国道1号線をちょっとだけ走って、左折して県道に入る。これがなかなか広い道。途中で左の細道に入って、市立病院に寄り道するが乗降ともになし。
 ニュータウンの中を走るバイパスのようで、バス停はあるもののこちら側のポールに待ち人はいない。やがて、バスはニュータウンからまだ開発中といった空き地の広がる地区に入っていった。
 そんな地区に建つ東海郵政研修所と物流センターの間にあったのが、終点のバス停だった。折り返し場もない道路上のバス停で、乗ってきたバスは自分を下ろすとそのまま走り去った。
2.陽だまりの丘郵政研修所前10:43→11:03多度駅(K−バス)100円 三重200あ・157 三菱(ノンステ)
陽だまりの丘のK−バス 陽だまりの丘バス停  ここからは、桑名市のコミュニティーバス「K−バス」に乗っていく。このK−バスはいくつかのルートがあるのだが、今回乗車するのは多度南ルートというもの。このバス停にやってくる最初の便まで30分あまりの待ち時間がある。
 郵政研修所の研修生なのだろうか。集団でかけ声をかけながらランニングしている集団が歩道をやってくる。周回練習しているようで、バス待ち時間に2回、彼らはやってきた。2回やってきて、同じバス停でそのまま立って待っているのは、ちょいとバツが悪い。
 やがて、やってきたのは、誰も乗っていないノンステップバスだった。100円均一料金だけれども、運賃後払いのようで中ドアが開いて乗り込む。
 すぐ先の信号を左折してしばらく行けば、ニュータウンから抜け出して、水田の中に集落が点在している見慣れた風景に変わっていった。そんな集落にもできるだけ寄るようにルートが組まれているようで、時にはバス1台がやっとという狭隘路もあった。
 やがて、丘の上にある多度総合支所に到着。ここで、乗務員の交代があって、しばし停車。やっぱりコミュニティーバスだけあって、駅前ではなく役場関係のバス停が運行の拠点になっているようだ。
 その先、極めつきに狭い駅前への道を進むと、近鉄養老線(当時)の多度駅前に到着した。駅前だけはちょっとした広場になっていて、バスとタクシー数台が停められるスペースがある。
 ところが、隣に三重交通のバスが停まって入るではないか。事前に調べた限りでは、この駅から定期バスの路線はなかったはずなのだが。その時は、気にかけずに次に乗る「多度北ルート」のバスを探したのだった。
多度駅へ向かう道
3.多度駅11:08→11:28油島大橋西詰(K−バス)100円 三重200あ・157 三菱(ノンステ)
多度駅のK−バス 多度駅バス停  次のバスまでは5分しかない。どこにいるんだと思ったら、今乗ってきたバスが、そのまま多度北ルートになるのだという。再び、満開の桜の下に停まる同じバスに乗って、多度駅前をスタートする。
 このバスの目的地は、三重・岐阜県境に架かる油島大橋最寄りの、油島大橋西詰バス停だ。多度北ルートは左回りと右回りがあり、左回りの方が所要時間は短い。今乗っているバスは、残念ながら右回り。運賃はどちらに乗っても100円だから、同じ値段でたくさん乗れる、お得路線だということにしておこう。
 駅前からの乗車は2名。バスは駅前の細道を行く。川を渡り、昔ながらの商店街といった雰囲気の中を走っていく。やがて、養老線の踏切を渡る。その先がすごかった、まっすぐ進むと思ったら、180度ターンして線路沿いの細道を行くのだった。そのまま細道を病院前まで進む。ここからの乗客が1名いた。
 このまままっすぐ進めば、油島大橋を渡って岐阜県に行けるのだが、バスはずっと手前の交差点を左折して、川と池の中に水田と住宅が点在している、そんな風景の中を進んでいった。
 そんな集落の1つで、病院から乗ったお婆さんが降りる。手押し車を持って乗ってきたので、ノンステップバスとはいえ降りるのもひと苦労。手押し車を下ろすのを手伝ってあげる。
 その後、バスは揖斐川の堤防を走っていく。目の前に油島大橋が見えてきた。その下をくぐったところが、目的の油島大橋西詰バス停だった。
徒歩 油島大橋西詰→木曽三川公園(約1km)
三重・岐阜県境の油島大橋 県境を越えて三重県から岐阜県へ  バス停の上には、油島大橋が架かっている。しかしながら、ここから橋の歩道へ上がる階段はない。結局、橋の取り付け部まで戻って、それから橋の歩道を歩かないと県境を越えることはできなようだ。
 しかたなく、250mほど戻って取り付け部へ行き、ようやく橋の歩道へ入る。最初は上り坂。途中に三重県桑名市の標識がある。これは、忘れてはならずと記念撮影。
 堤防のところまでくると、その先は水平になり、揖斐川を渡っていく。途中に中洲のようになったところがあり、地図上ではその先の流れの途中に県境がある。中洲の辺りまで来ると、木曽三川公園の展望タワーがかなり大きく見えてきた。
 橋の交通量は多く、歩道は左右両側に設置されている。その歩道を自転車で行く人もいて、普通に生活道路として使われている道のようだ。
 たぶん、ここが県境だなと思うところで立ち止まり周りを眺めてみるが、関門海底トンネルのように線が引いてあるわけではなく、これといって目立つものはなかった。
 橋を渡りきる。岐阜県側は堤防上に広い道路があり、渡りきったところがすぐ交差点になっている。振り向けば、橋の欄干に「揖斐川」「油島大橋」という額が左右に1つずつ入れられていた。
 渡りきった道路の左右両側に木曽三川公園が広がっているが、展望タワーや食堂がある建物は向かって右側なので、まずはそちらの方に行ってみる。
 すると、駐車場への誘導員さんがいたり、車が駐車待ちをしていたり、なんだかすごい賑わいになっている。しかも、路線バスらしきものまで停まっているではないか。
 なんだなんだと行ってみれば、今日から「チューリップ祭」が開催なんだそうで、ステージではいろいろなプログラムが実施されている。テントがずらりと並び、各団体の名産品やら特産品が売られている。
 気になったバス乗り場へ行ってみれば、桑名駅、多度駅、大垣駅からそれぞれシャトルバスが運転されているとのこと。これを知っていれば、なんの苦労もなく桑名駅からここまで来ることができたのに。少なくとも、多度駅で停まっていた三重交通バスに疑問を持って、きちんと確かめていれば県境を歩かずにすんだのに。
4.木曽三川公園12:10→12:19多度駅(シャトルバス・三重交通)100円 三重22き・870 日野
木曽三川公園の会員バス 多度駅方面会員バスの時刻表  桑名からは、三重交通の観光タイプが。多度からは、三重交通の路線タイプ。そして、大垣からは名阪近鉄バスの観光タイプの車両でシャトルバスが運行されていた。
 県境を歩いてきてしまったけれども、せっかくだ。バスがあるなら乗っておこう。ということで、多度駅まで往復してみることにした。
 多度駅のシャトルバスは45分間隔の運行。待っていたのは、リエッセ。行き先表示は「三重交通」でサイドの窓に「多度駅−木曽三川公園」の張り紙をしていた。まだお昼をちょっと回ったところだから、帰る客はおらず自分1人を乗せて発車した。
 油島大橋を渡りきると、直進して病院へ行くK−バスとは違い、左折して国道を走る。と思ったのもつかの間、すぐに左の側道へ入ってしまった。そのまま、多度川の堤防上の細道を走っていく。
 この堤防上の細道は、K−バスの経路にもなっていなかったはず。多度中学校の近くでは、桜が満開だった。
 信号のある交差点にくる。ここは、先ほどK−バスで通った、銀行や旅行会社もある駅前からの細道ではないか。K−バスよりもずいぶん近道をしているようだ。
 その信号を左折して、細道を慎重に進めば、まもなく多度駅前の小さなロータリーに到着した。駅前には、K−バスの姿がない代わり、もう1台の三重交通バスが停まっていた。
行き先表示は張り紙で代用
5.多度駅12:25→12:34木曽三川公園(シャトルバス・三重交通)100円 三重22き・914 いすゞ
多度駅前のシャトルバス  所要時間は10分ほど。45分間隔だから、乗ってきたバスがそのまま折り返すものと思っていたら、どうやら昼の休憩タイムにはいるらしい。
 ロータリーに停まっていた、もう1台のバスが次のシャトルバスになるとのことで、すぐに乗り込む。曇っていた空から、ついに雨が落ちてきてしまった。
 細道もあったから、行きと帰りでルートを変えているのかとも思ったのだが、そんなことはなく先ほど来た道を木曽三川公園へと走っていく。唯一違ったのは、国道へ入る側道の部分。まあ、ここは一方通行だから違って当たり前だが。
 木曽三川公園に着き、先ほどバスに乗ったところで下ろされた。さて、このシャトルバス乗り場に、次に乗る海津市営バスのポールがない。公園案内所に行って確かめると、市営バスは公園北口のところにあるという。乗り場もわかったし、バスも14時過ぎまでないから、展望タワーや食事をしてから、バス停に向かおう。
見学 木曽三川公園(展望タワー・チューリップ祭)
展望タワーから木曽三川を眺める チューリップ祭で咲きほこるチューリップの花々  再び公園に戻ってきたのだが、雨が降ってきたので建物の中は、けっこう混雑している。無料の休憩所をのぞいてみると、もう座る余地などない。
 そこで、最初から登るつもりだった展望台へ行くことにした。入場料は600円。けっこういい値段だ。自動券売機から出てきたきっぷは、味気のない感熱紙だった。入り口で改札印のようなスタンプをきっぷに押してもらって、有料エリアに入る。
 さすがにこちらは空いている。まずはエレベータで展望台に上がる。南側を見れば、揖斐川と長良川が寄り添い、細長い堤防が続いている。木曽川も左上にちょこっと見えている。さすがに、県境は目に見えないので、写真には加工して入れてあるが。
 そして東側を見ると、こちらには長良川と木曽川が並んで流れているのがわかる。県境は堤防ではなく、長良川の中にあるのだそうだ。今日は、三重県から県境を越えて、今岐阜県にいる。目的地の尾張一宮は愛知県。もう一回県境を越えなければならない。
 北側を見れば、きれいに咲いたチューリップが絨毯のように見える。チューリップって、こんなにたくさんの色があったんだと、改めて感心してしまう。
 南側のバス乗り場を上から見ると、多度駅行きのシャトルバスだけが小型バスで運転されているのがよくわかる。
 食堂で昼食をとってから、そろそろバスの時間と傘をさして、チューリップ咲き乱れる中を公園北口へと歩いていく。雨だというのに、たくさんの人が記念撮影をしている。
 よく見ると、チューリップだけでなく、風車の模型なども置かれていた。オランダの雰囲気を出そうという演出なのだろうけど、このきれいな花には余計に思えてしまった。
6.木曽三川公園14:12→14:37海津医師会病院(海津市営バス)100円 岐阜200は・123 日野
海津市営バス 木曽三川公園のバス停  公園北口に着いた。ここからは、臨時駐車場行きのシャトルバスが出ていた。しかしながら、市営バスのバス停が見あたらない。シャトルバスを整理していた人にたずねると、門を出た右側にバス停が立っていたようだという。
 公園を出て右を見ると、すでにお二人待っている人がいる。行ってみると、ありました。1日3本の市営バスの時刻が書かれたバス停が。ちょうど三叉路のところに立っていて、バスがどちらからやってくるのかわからない。待っていた方に聞くと、「行きは前から来て右に行ったから、こんどは右から来るんじゃないでしょうか」という。
 カメラを用意して待っていると、えんじ色の日野メルファがやってきた。思っていた以上に大型のバスだ。乗客は誰もおらず、ここから3人が乗り込んだ。
 しばらく行くと、バスは揖斐川の堤防を走っていく。左側が揖斐川で、右側に水田や集落が広がっている。バス停は堤防上にあるのではなく、集落に来ると右側の集落へと坂道を下っていくのだ。
 そんな集落のいくつかで、お年寄りが数人ずつ乗ってくる。もし、民間のバスだったら、堤防上に停留所を設けて、いちいち対向車線を横切って集落まで降りていくことはしないのじゃないかなと思いながら、バスの進む道を眺めていた。
 やがてバスは揖斐川を渡り、養老線の石津駅へ向かう。この駅前通が狭かった。しかも、この区間でまったく同じ車両を使った市営バスとすれ違ったのだから、これまたびっくり。徐行しながら、慎重に行き違いをしていた。公園から乗ったお二人は駅前で降りていった。
 駅前は狭く、その先の石津南で方向転換。再び来た道を戻って揖斐川を渡っていく。自分以外の乗客は、海津温泉というバス停で降りてしまった。自分だけ取り残されて、一瞬ここが終点かなと運転士さんに確認する。ただ一人、終点の海津医師会病院まで乗った。
木曽三川公園の北口から展望タワーを眺める
7.海津医師会病院14:55→15:31大須(広域バス)100円 岐阜200あ・・23 日野
医師会病院の広域バス 医師会病院バス停  ここからは、広域バスというバスに乗っていく。海津市のウェブサイトに載っているのだが、今ひとつわからない。先ほど乗ったのが海津市営バスの中の海津巡回バスというもので、このバスも海津市営バスの中の広域バスというものらしい。
 やってきたのは、スイングドアのリエッセ。観光タイプだ。リエッセにはずいぶん出会っているけれど、観光タイプに出会ったのは初めてだ。
 しかも、今度は緑ナンバー。前面には「スイト観光」の文字がある。どうやら、先ほどとは違い、民間会社に委託されている路線のようだ。
 次の海津温泉から1人乗ってきただけで、あとは誰も乗ってこない。先ほどのバスと同様、車内放送はない。今回も終点まで乗るから、放送はなくてもかまわないが、バス停をよく見ていないと、今どこを走っているのかわからなくなってしまう。
 やがて、バスは今尾というバス停に到着した。どうやらここがスイト観光、スイトタクシーの本社のようだ。車庫にタクシーや観光バスが停まり、運転士さんも手で挨拶してから走り去っていった。
 その先、県道を離れて細道に入っていくところがいくつかあった。そんな道の途中で、もう一人の乗客が降りていく。また、一人だけになったバスは、南濃大橋で長良川を渡って大須の集落に入っていく。
 かつてここには、名鉄の竹鼻線の終着駅「大須」があった。まだ鉄道として走っていた頃、乗ったときに感じたのは、終着駅なのに単線の貧弱な駅だなということ。でも、そんな駅の姿はもうどこにもなかった。
 すぐそこに見える線路や駅跡をコの字型に大回りして、鉄道駅の跡にあるという、大須のバス乗り場に到着した。
大須についた広域バス
8.大須15:42→15:52石田(羽島市代替バス・円空さん)100円 岐阜200か・182 三菱(ノンステ)
大須の羽島市営バス 大須のバス乗り場  大須からは、名鉄竹鼻線の廃止区間を走る、羽島市営代替バスに乗っていく。大須のバス乗り場には、大きく「代替バスのりば」の表示がある。
 ここから出ているのは、羽島市代替バスのほか、今乗ってきた広域バスと羽島市の公共施設巡回バスの3つがある。
 車庫の中に、マイクロバスと観光タイプのバスが1台ずつ停まっている。どちらが次のバスになるのだろうと思っていたら、全く違うノンステップバスがやってきてドアを開けた。
 前乗り先払いなので、100円を払いながら運転士さんに「西中野渡船に乗りたいので、石田で降りたいのだけれども」と伝えておく。海津市営バスも広域バスも、停留所の放送がなかった。先の2つは終点まで乗車だからよかったけれども、今度は途中で降りなければならない。
 発車すると、案の定このバスも放送がなかった。この時間は、羽島温泉経由とのことで、南に大きく迂回してそれなりに広い道を走っていく。ところが、八神まで来て廃線跡が見えてからがすごかった。えっ、本当にこここのバスが走っていいんですかという狭隘路に入っていく。もちろんすれ違いなんてできない。
 そんな細道が少し広くなったところに、石田バス停があった。運転士さんは、2本道を戻って曲がって・・・と河川敷までの行き方を教えてくれた。
 傘を差して、雨の中西中野渡船がでる河川敷に向かって歩いていくことにした。
車庫で待機する羽島市営バス
徒歩 石田バス停→渡船乗り場(約900m)
西中野渡船までの地図
石田バス停から渡船乗り場への風景 雨の石田バス停  せっかく運転士さんが教えてくれたけれども、あらかじめ地図を用意してきてある。愛用のプロアトラスによると、畑や水田の中に人家が点在している。しかしながら、川沿いに羽島学園という社会福祉施設の建物があり、これがひときわ大きいのが地図からわかる。これを目印にするのがよさそうだ。
 バス通りは、道幅がないのにそこそこ交通量があり歩くのがこわい。早めに川沿いに向かった方がよさそうだ。川へ向かう道を歩いていくと、踏切注意の道路標識がある。もう鉄道は廃止になったはずなのにと歩いていけば、踏切以外の部分はまだ線路が残っていた。
 どうやら、この道は堤防までつながっておらず、手前の小川で途切れいるようだ。途中で右に曲がって次の道へと進む。畑の端の小道を歩いていくと、高くはないが大きな建物が見えてきた。どうやら、あれが目指す地点らしい。堤防はと見れば、堤防へ上がる坂道を、歩道代わりの石段が見える。あそこから堤防に上がれるようだ。
 ようやく堤防の下までたどり着いた。ここからは、石段を上がって堤防まで登れる。堤防上の道はそれほど広くはないけれども、そこそこ交通量がある。左右をよく見て渡れば、渡った先にも石段があり、河川敷まで下りられるようになっていた。
9.羽島市下中町16:19→16:23一宮市西中野(愛知県営西中野渡船) 無料(第五中野丸)
岐阜県側乗り場ほか 渡船と愛知県側乗り場  河川敷に下りると、そこには銀色の標柱に「愛知県営西中野渡船場」の表示がある。これから乗るのは、岐阜・愛知県境の長良川を渡る渡船だ。
 愛知県営とあるとおり、愛知県側に運行の拠点がある。道路の代わりなので、運賃は無料。運行時間は8:30〜11:30、13:30〜14:30、15:30〜16:30の3回だ。今日の運行終了までは、まだ15分ほどあるから乗せてもらえるだろう。
 桜の咲く河川敷の道を歩いていくと、ようやく川岸に出る。そこに利用の方法が書いてあり、岐阜県側から乗船する場合は、旗を上げて合図するのだという。さっそくハンドルを回して旗を上げる。
 今日は曇っているし、旗をしっかり見てくれるだろうか。運行終了まであと10分ほどしかないと心配しかけた頃、対岸から小さな船が発進したのが見えた。
 やがてその船がこちらに近づいてきた。どうやらあれが西中野渡船らしい。船着き場に到着した船から一人の人が降りてロープを固定する。ハンドルを回して旗を下げて船に乗り込む。
 桜の咲く乗船場を離れていく。愛知県側にも3本の桜が咲いているのが見える。これで晴れていたら、もっと明るい気分の渡船の旅になったかもしれない。乗船時間は4分ほどで、対岸の愛知県側に到着した。
 こちらの乗船場はしっかりした造りになっている。鉄柱も2本建っていて、船を係留できるようになっている。今乗ってきた「第五中野丸」も、すぐにこの鉄柱に係留された。堤防の階段を登っていきながら、乗ってきた船を撮影してりして、しばし時間を過ごした。
 堤防まで上がってみると、こちらには管理小屋があり、白い標柱に「愛知県営西中野渡船」の文字がある。愛知県知事の名で、利用規約の大きな看板も立っていた。
 調べてみるとこの渡船、県道羽島稲沢線の一部として県が運営し無料で乗船できるのだという。この渡船とほぼ同じ位置に、新濃尾大橋の計画があり、橋完成時にはこの渡船の運命もどうなっているかわからない。
10.西中野16:41→17:08名鉄一宮駅(名鉄バス)550円 尾張小牧200か・738 三菱(ノンステ・電気式ハイブリッド)
西中野の名鉄バス  堤防から下の道に降りると、すぐそこに西中野バス停があった。まだ、バスまでは時間があるなと思っていたのだが、発車時刻の5分ほど前にバスはやってきてドアを開けた。
 西中野循環という系統で、その名の通り、ここ西中野で時間調整をしていくらしい。車内にはいると、すでに乗っている人もいる。乗車中の人にとって、ここでの時間調整はちょっと迷惑かもしれないが、ダイヤ通りの運行だからしかたがない。
 ノンステップバスの側面には、電気式ハイブリッドバスの表示がある。1994年に2台だけ導入された車両だとのこと。数多い名鉄バスの中でも、ちょっと珍しいバスに出会えたらしい。
 バスは発車すると住宅街を走っていく。先ほど乗っていたお客さんは、この住宅街で降りていった。ということは、駅前から乗って西中野での調整中ずっと過ごして降りたということだ。循環系統の使い方は、難しいものだなと感じた。
 駅に近づき、ぽつぽつの乗ってくる人もいる。目の前に名鉄の高架線が見えてくる。どこが終点なのだと思っていたら、その高架橋のtまえで右折して建物の中へ入っていく。駅ビルと一体化しかバスターミナルが、このバスの終点だった。

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