第2日 〜2007.4.8(日)〜

尾張一宮駅→名古屋駅

11.尾張一宮駅8:41→9:02岩倉駅(名鉄バス)440円 尾張小牧200か・866 三菱(ワンステ)
尾張一宮駅の名鉄バス  一宮駅は同じ場所に隣接しているのだが、名鉄が名鉄一宮、JRが尾張一宮を名乗っている。そのため、西側の名鉄高架下にあるバスターミナルが名鉄一宮駅。東側の駅前広場にあるバス停が尾張一宮駅となっている。
 これが同じ駅だったら、一宮駅西口、一宮駅東口と同じ駅のバス停だとわかるのだが。ごく一部の路線は、名鉄一宮駅を出てから尾張一宮駅に停まるものもある。4km徒歩1時間程度なら徒歩連絡可というルールにしているし、たった1区間バスに乗るのもやり過ぎの気がするので、今朝は尾張一宮駅から再開とした。
 この路線、本土縦断路線バスの旅の時は、逆方向に乗った路線だ。あの頃は、ハイバックシートの大型バスだったのだが、時が進み今日は幾分サイズが小さくなったワンステップバスだ。
 住宅地の中を行く路線であることは、以前と代わりはない。日曜日の朝だが、それなりに乗降がある。名鉄・JRと名鉄犬山線を結ぶ路線だからか、自分以外にも全区間通しで乗った人がいた。岩倉駅の西側に到着した。
12.岩倉駅9:20→9:41小牧駅(名鉄バス)340円 尾張小牧200か・548 三菱(ワンステ)
岩倉駅の名鉄バス  次のバスは、駅の東側にあるバス乗り場から。どちらも岩倉駅を名乗っていて、東口・西口とはついていないようだ。
 目的地は小牧市役所前。市役所前を通る小牧駅行きは本数が少ない。ちょっと待てばあるのだが、その次のバスとの待ち合わせ時間が長すぎる。市役所以外何もないところなら、時間をもてあましてしまうだろう。
 そんなこともあって、いったん別の経由便で小牧駅へ行き、そこから市役所経由に乗り換えることにした。そこで、次に発車する桜井経由の小牧駅行きに乗車する。
 少し走るとすごい人数の人が歩いているではないか。何があるのかと思ったら、小さな川の両側に満開の桜並木が続いている。五条川千本桜と書かれているのが見える。有名な桜の名所らしい。
 20分ほど走って、商店やビルが増えてきたなと思ったところが小牧駅。名鉄小牧線は地下を走っているから、駅に着いたと言われてもそんな雰囲気がしない。広いロータリーにたくさんのバスが停まっていることが、駅である証のようだ。
見学 桃花台新交通(ピーチライナー)小牧駅跡
かつての改札口 ピーチライナー小牧駅  名鉄の駅は地下でも、ここには地上駅があった。2006(平成18)年9月30日限りで廃止になった、桜花台新交通、通称ピーチライナーの高架駅があった。
 新交通システムとしては、初めて廃止になった路線で、かつて一度だけ乗りに来たことがある。その駅はどうなったのか、せっかくここまで来たのだから見ていこう。
 駅前広場に出ると「桜花台線 小牧駅」の表示がまだ残っているのが見えた。その表示の下に行ってみると、どうやら中に入れるようだ。
 天井から下がる黄色の表示板。まっすぐ進むと、桜花台線の改札があったのだが、ガムテープが貼られている。改札口のあったところは一面の壁になっていて、中を見ることはできなかった。唯一残っている右側の矢印は、名鉄小牧線のきっぷ売り場を指していた。
 今いるところは、かつてのきっぷ売り場のようだ。自動券売機の跡が2つ、これまたステンレス板でふさがれていた。
 売店はおろか、飲み物の自動販売機さえもないガランとした広場になっており、通路とは違うこの雰囲気は、たしかにこれは廃止された駅なんだということを実感させてくれた。
 なんだか長居は無用という気持ちになり、明るい駅前広場に戻った。桜花台線廃止で、駅前のバス乗り場は賑やかになったよう。以前は見なかった、緑色の小牧巡回バスが何台も停まっていた。
自動券売機跡
13.小牧駅9:50→9:56小牧市役所前(名鉄バス)180円 尾張小牧200か・548 三菱(ワンステ)
小牧駅の名鉄バス 小牧山さくらまつり  さて、そろそろとバス停に戻ると、やってきたのはここまで乗ってきたバスだった。車両だけでなく運転士さんも同じ。こういうのはちょっとばつが悪い。
 そういえば、岩倉駅を出るとき市役所に行くにはどうしたらよいか聞いていた中年の男性がいて、その人も同じバスに乗っていた。同じ乗り方をしたのが一人でないのはちょっとうれしい。
 半分くらい座席が埋まって、定刻に小牧駅のロータリーを発車する。5分ほどの乗車時間で、市役所前に到着する。バス停の手前に横断歩道があり、赤信号で停まる。すると、すごい人数が横断歩道を渡っていく。
 いったい何があるのかと見れば、左手にショッピングセンターのアピタがあり、右手に桜の花が満開の公園があるではないか。
 バスを降りて、その小高くなった公園の登り口を見てみれば「小牧山さくらまつり」のアーチがあり、敷物や弁当を持った人たちが大勢登っていく。こんな場所があると知っていたなら、市役所経由でやってきてここで時間を過ごせたのにと、ちょっと悔しい。
 でも、小牧駅を見学することができたから、今回の経路もまんざら悪いものではなかったなと、自分を納得させる。
小牧市役所のバス停
14.小牧市役所前10:15→10:27航空館boon(とよやまタウンバス)200円 尾張小牧300あ・・32 トヨタ
小牧市役所前で折り返し待ちのとよやまタウンバス 小牧市役所前バス停  小牧市役所前始発のとよやまタウンバスの北ルートというのに乗っていく。バス停はすぐに見つかった。とよやまタウンバスと桜花台新交通の廃止代替路線のピーチバスのバス停が並んでいる。
 ただ、そのバス停、色も形もそっくりなのだ。それもそのはず、運行を担当しているのはどちらも地元のあおい交通という会社。ポールにも会社名が入っている。
 やがて、小牧市役所終点のバスがやってきた。といっても、それは予想していたバスではなく、3ナンバーの大型ワゴン車だった。車体後部にとよやまタウンバスという文字が見えるから、あれで間違いないだろう。
 さあ、どこか折り返し場で回転してくるのかなと思ったのだが、いっこうに動かない。発車時刻が近づくと、通行が途切れたタイミングを見計らって、そのままUターンしてこちらのバス停にやってきた。ワゴン車だからなせる技だろう。
 スライドドアが自動で開き乗り込む。運転士さんから「航空館方面ですけどよろしいですか」と確認される。終点まで行きたい旨を伝える。
 所定の時刻になって、また自動でスライドドアが閉まり発車。すぐに脇道に入り、ワゴン車ならでは住宅地の中の細道をこまめに曲がりながら走っていく。
 日曜日の昼前ということで、それほど利用者がいないよう。やがて、右側に金網が見えてきた。その中は飛行場になっているのがわかる。これが名古屋飛行場(県営名古屋空港)で、中部国際空港セントレアが開港するまでは名古屋国際空港だったところだ。
 金網沿いに少し走って、航空館boonを目前にしたところで右折する。ここがとよやまタウンバスのバス停だった。このワゴン車の前には、名古屋栄行きのバスが停まり、北ルートと南ルートの接続をとっているようだ。
航空館boonに着いたとよやまタウンバス
見学 航空館boon
航空館boon 公園から航空館boonを見る  せっかくここまで来たのだから、バスを1便遅らせて、航空館boonを見学していくことにする。入館料は無料で、自由に見学できるようになっていた。
 コックピットにも入れるようになった航空機や、素材の断面を見せるコーナー。フライトシミュレータなど、小さいながらも実際にふれることができる展示物が多い。
 2階には展望デッキがあり、名古屋飛行場に離着陸する旅客機の時刻が書かれている。残念ながら、タイミングよく離着陸するものはなかったけれど、着陸しているジェイエアーの機体を見ることはできた。
 昨日の雨がウソのように今日はよい天気。4月といってもけっこう気温が高い。ノドが渇いて何か飲みたいが、館内飲食禁止と書いてある。にも、かかわらず、トイレの前のコーナーには飲料の自動販売機がある。どうやら、ここだけは飲んでもいいようだ。ひと息ついて、外へ出る。
 外は神明公園という公園になっており、芝生の上にはシートを敷いてくつろぐ家族連れが多い。みんな自家用車や自転車で来ているようで、バスでの来場者はほとんどいないようだ。
 そろそろ次のバスの時刻が気になってきた。小山に登って航空館boonの写真を撮ってから、その小山の下にあるバス停に向かった。
県営名古屋空港
15.航空館boon11:00→11:28黒川(とよやまタウンバス)400円 尾張小牧200あ・・39 三菱
航空館boonのとよやまタウンバス とよやまタウンバス  ここから乗るのは南コース。名古屋市の中心地、栄まで行く路線だ。とよやまタウンバスの名の通り、豊山町内はこまめに停まるが、そこを出ると、名古屋市内は市営バスセンターがある黒川、愛知県庁前と栄しか停まらない。
 待っていたのは、先ほど見たのと同じマイクロバス、三菱ローザだ。後部に車いす用のリフトがあるタイプだ。
 他に誰も乗ってこないので「ここから乗る人はほとんどいないのですか」とたずねると「名古屋は駐車場が高いので、ここに車を停めて名古屋市内に行く人が、朝の便にはけっこう乗る」という話だった。たしかに、ここの駐車場なら無料だから、栄まで500円(往復1000円)のバス代を払っても、1日停めるなら得なのだろう。
 発車して、次の青山江川では誰も乗ってこなかったが、その次の青山東栄では6〜7人の人が並んで待っていた。その先のバス停でも数人ずつ乗ってきて、マイクロバスの座席はほぼ満席になった。
 町内最後のバス停北部市場東を出ると、上に名古屋高速小牧線が通る国道41号線の内側の車線を走っていく。バス停に停まる名古屋市営バスを尻目に、内側車線を快調に飛ばす。
 黒川の交差点で右折すると、もう下車停留所はすぐそこだった。ここで降りたのは自分だけ。やはり、ほとんどの人は中心街の栄まで乗っていくのだろう。しかし、自分の目的地は名古屋駅。ここから市営バスで名古屋駅へ向かおう。
とよやまタウンバスのボディ
16.黒川12:06→12:27名古屋駅(名古屋市営バス)200円 名古屋200か18−98 日デ/西工(ノンステ)
黒川の名古屋市営バス  今回の旅、最後は黒川バスセンター始発の名古屋駅行きの市営バスだ。名古屋は市営バスとJRバスが入っている建物と、名鉄バスが入っているターミナルとがかなり離れているのを前回のバス旅で知った。
 そこで、今回は次につながるように市営バスで名古屋へ入りたかったのだ。もっと頻繁にあるのかと思ったが、意外に本数が少なく40分ほどの待ち時間になった。
 やってきたのは、西工のノンステップバス。最近は関東でも乗る機会が増えて来たとはいえ、地元(千葉の郡部)では見かけないタイプだ。始発からの乗車は3名だった。
 黒川を発車したバスは、西へ向かって走っていく。途中の停留所からの乗車がけっこうある。地下鉄との接続、浄心に着いても降りる人より乗ってくる人の方が多い。
 その次の大きな交差点を左折すると天神山。ここでも数人が待っていた。バスは、そのまま通りに沿って走っていく。道なりに右に曲がると、目の前に名古屋駅の建物が見えてきた。
 名古屋市内の地理は、まったくわからない。たった1回交差点を曲がっただけで駅に着くとは予想しておらず、いささか驚いてしまった。途中で降りた人が少しいたものの、大半の人が終点まで乗ったようだった。

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