第3日 〜2008.7.29(火)〜

鎌倉駅→江ノ島→江ノ島灯台

24.鎌倉駅9:55→10:01長谷観音(江ノ電バス藤沢)170円 横浜200か28−05 日デ/西工(ワンステ)
鎌倉駅の江ノ電バス  鎌倉から海岸沿いの稲村ヶ崎や七里ヶ浜を通って江ノ島方面へ行くバスは、江ノ電バス藤沢が運行している鎌倉駅〜辻堂駅の路線だけ。この本数が少なく、平日5本、土休日4本しかない。そこで、平日に休みを取って乗りに来たのだ。
 ところが、駅前の江ノ電バスの乗り場に行ってみると、乗車予定のバスがない。辻堂行きは朝の2本しかなく、最終が9:35ともう今日は終わってしまっている。いったいこれはどうしたことなのだ。とりあえず、桔梗山行きに乗って辻堂駅行きとの経路の分岐になる長谷観音まで行ってみることにした。
 前回、大仏前まで乗った京急バスと同じ道を走って行く。あのときは渋滞でのろのろ運転だったけれども、今日は平日の出勤時間帯も終わった頃合いとあって、順調に走って行く。わずか6分ほどで、長谷観音バス停に到着してしまった。
 この先の交差点を右折すれば大仏前方面。左折すれば、江ノ電の踏切を渡って海沿いの道へ出る。辻堂行きのバス以外は、すべてここを右折する。さあ、ここでバスがどうなってしまったのか、バス停のポールを1つずつ確認する。
見学 長谷寺(入山料300円)
境内から眺めた七里ヶ浜
七里ヶ浜の遠景 境内の蓮の花  降りたバス停には、やはり2本しか書いていない。右折した大仏方面からのバス停に行ってみるが、こちらはすべて鎌倉駅行きのみ。それではと、左折してみるとこちらには辻堂駅方面からのポールがある。こちらには2本しか書いていない。そして「7月21日改正」の文字が。
 何と、第2回を終えた次の日に改正されて、平日2本のみ土休日運休に大幅減便されていたのだった。
 せっかくだから、長谷寺に寄っていく。ここは2007年6月に「長谷寺 花の記念切手」というタイトルでオリジナルのフレーム切手を販売したことがある。あれから1年経ったし、新しい記念切手があるのではと、それも楽しみだったのだが切手の方は新作はなかった。夏の時期は花の種類は少なく、その中では蓮の花が印象的だった。
25.長谷観音10:54→11:07鎌倉山(湘南京急バス)190円 横浜200か20−70 日デ/西工(ワンステ)
長谷観音の湘南京急バス 長谷観音バス停  さて、この先どうしよう。乗る予定のバスがなくなったことなど知らなかったから、第2案を用意していないし、路線図も持ってきていない。記憶を頼りに今後の経路を考える。
 そういえば、大船と江ノ島を結ぶ湘南モノレールの下は、かつて京浜急行が造ったバス専用道だったという話を読んだことがある。ということは、モノレール沿いまで出れば、江ノ島へ行くことができる。京急バスの江ノ島行きもあるが、これは1時間に1本しかない。とりあえずすぐに来た、途中までの鎌倉山行きに乗っていく。
 第2回で来た大仏前を過ぎると、上り坂になる。トンネル工事の片側通行をすり抜け、常盤口で左折するとさらに急な坂を登っていく。カーブの連続で、道幅もそれほど広くない。そこを平地と同じように、快調に走って行く。登りから下りに坂道が変わる。その少し先、広くなった三叉路が鎌倉山バス停だった。
26.鎌倉山11:17→11:30江ノ島(湘南京急バス)220円 横浜200か23−77 日デ/西工(ワンステ)
鎌倉山の湘南京急バス 鎌倉山バス停  目の前を通っている市道が、かつてのバス専用道らしい。1931年に日本最初の有料道路・自動車専用道として開通した道路なのだそうだ。まだ、アスファルト舗装の道路そのものがめずらしかった時代に、大船と江ノ島を結ぶバス専用道として開業したのだそうだ。沿線の市街地化が進み、1984年に鎌倉市と大船市に譲渡されて市道になったとのこと。
 今度の江ノ島行きは大船からの便で、乗り継ぎ時間も10分ほど。バス停にはベンチもあり、少し日差しが強いがベンチに座ってバスを待つ。やがて、坂道を下ってくるバスの姿が見えた。
 車内は、思ったよりも乗客が多い。それでも、中ドアより後ろに空席がいくつかあり、そこに座って行く。
 やがて、右手に湘南モノレールが見えてきた。まだこの道路がバス専用道だった時代に、この道路に沿って建設されたのが湘南モノレール。勾配が急なので、一部区間は道路から外れてトンネルになっているところもあるが、かなりの部分がこの道路の直上をモノレールが走っている。
 本当は一番前に座って、モノレールがやってくるところを撮りたかったのだが、それはかなわなかった。何とか坂道を利用して、望遠ズームで撮るのが精一杯。運良く列車がやってくるというタイミングにはなかった。
 目白山を過ぎるとモノレールが離れていき、急な下り坂になる。坂を下りきったところが、龍口寺バス停。ここが江ノ電の江ノ島駅最寄りとあって、数人の乗客が降りていく。
 海沿いの道に出て、江ノ島海岸バス停を過ぎると江ノ島大橋を渡って、いよいよ江ノ島へと入っていく。江ノ島に入ってすぐのところが江ノ島バス停だった。
湘南モノレールの下を行く
徒歩&エスカー 江ノ島バス停→江ノ島灯台(セット利用券750円)
エスカー乗り場 エスカーと灯台の入場券  江ノ島に着いたから、ここでゴールではない。この江ノ島の展望台、江ノ島灯台まで登らなくてはゴールにならない。もちろん、歩いて行っても行けるのだが、まだ江ノ島エスカーなる施設を使ったことがない。
 ということで、土産物屋や食堂が並ぶ細い道を抜けると、江島神社の赤鳥居が建つ広場に出る。ここで、人目をはばからず寝ている猫に出会う。やっぱり江ノ島の猫はいたんだ。数枚写真を撮ってから、その広場の左手にあるエスカー乗り場へ向かう。
 エスカーとは、いうなれば上り専用のエスカレータ。ただし、トンネルだったり建物内だったりして、完全に室内を行く感じになっている。
 窓口で、エスカーから展望灯台まで使える『江の島遊覧セット利用券』を買う。ここから4つのエスカレータを乗り継いで、標高が約60mある江ノ島の一番高いところを目指していく。チケットを見せてエスカレータへ。まずは2台を乗り継いで降りたところが江島神社の境内。
 少し歩くと、今度は3台目のエスカレータの乗り場がある。降りてまた少し歩くと、最後の4台目の乗り場があった。ちなみに、4台全部(全区)乗ると350円。3台目(2区)から乗ると180円。4台目(3区)から乗ると100円となっている。やっぱり、途中で挫折して乗る人がいるんだろうな。
 最後のエスカレータを降りて少し歩くと、サムエル・コッキング苑の入口があった。ここで、チケットの2つ目の券を切ってもらい中に入る。まずは、マイアミビーチ市広場へ行って、この旅のトップページにある写真を撮った。
エスカーを行く
ゴール:江ノ島展望灯台
江ノ島展望灯台 展望灯台から下を見る  いよいよコッキング苑の中にある江ノ島灯台にたどり着いた。あとはエレベータで展望台まで上ればゴールだ。
 その前に1階にある江ノ島資料館に寄っていく。本土と江ノ島が木造の桟橋でつながっていた頃の写真から、旧江ノ島灯台の写真や資料など、江ノ島の歴史を簡単にたどることができるようになっていた。
 いよいよ、最後のチケットを切ってもらって、エレベータに乗り込む。たまたま1人で乗ることになってしまった。ガラス張りの搬機からは景色がよく見える。約60mある灯台、展望台の高さは海面から100mくらいになるのだろう。
 冷房が効いている屋内展望室。こんな快適なゴールでいいのかなと思ってしまう。ところが、ここが終わりではなかった。ガラス扉を開けると、さらに上の階に続いていたのだ。
 上の階はオープン構造の展望台。もう、ここより上には一般客は上れない。ここから、七里ヶ浜・鎌倉方面の写真を撮ってゴールとした。
展望灯台から腰越海岸を眺める

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