第3日 〜2006.12.27(水)〜

JR久留米駅→小倉駅北口

19.JR久留米駅7:11→8:05田主丸駅(西鉄バス)620円(S) 久留米200か・488 いすゞ/西工
JR久留米駅前の西鉄バス 田主丸駅前の西鉄バス  冬の九州の日の出は遅い。今朝は昨日より10分ほど早いから、薄暗いということは昨日と同じ。やはり写真もきれいには撮れない。ネガカラーのフィルムカメラだからか。デジカメなら暗くても動いているのが撮れるのだろうか。
 どれくらい乗客がいるのかと思っていたが、やはり少なかった。市街地から乗ってくる人がちらほらいるが、そのほとんどは100円で利用できる西鉄久留米駅で降りてしまった。
 このバスは百年公園経由とのことで、五穀神社を出ると左折する。筑後川の手前で、今度は右折して国道210号線を走っていく。対向車線は、のろのろ運転で車列が続いているが、こちらは順調そのもの。途中で久留米へ向かうバスと、何台も行き違う。
 甘木中央のアナウンスが流れる。ここで降りてもいいのだが、次に乗る甘木観光バスと西鉄バスの甘木中央は少し離れているとの情報があり、駅前まで乗っていくことにする。甘木中央はホームのある小さなバスターミナル。ここで、他の乗客は降りてしまい、乗客は自分だけになってしまった。
 甘木中央を出て右折すると、そこに甘木観光バスのポールが立っていた。正面にカッパの形をした田主丸駅の駅舎が見えてきた。その駅舎の前でバスを降りる。
 次のバスまで30分ほどの待ち時間。その間にさっきのバスが久留米行きになって戻ってきたので、1枚写真を撮っておく。今度は明るいので、何とか撮れているだろう。列車の時刻が近づくと、次々と自家用車で送られてきた人が駅舎へと吸い込まれていった。
田主丸駅舎とバス停
20.田主丸駅前8:33→8:58甘木中央(甘木観光バス)440円 久留米200か・126 三菱(ワンステ)
田主丸の甘木観光バス  久留米への道は混んでいて、バスも定時運行するのは大変そうだ。朝の田主丸駅は久留米行きの列車の時間が近づくと、かなりの人が駅舎へと吸い込まれていった。
 しかしながら、駅前のバス停でバスを待っているのは自分だけ。これから乗る路線は、元々は西鉄バスの路線だった。西鉄バス撤退後、それを引き継いで運行しているのが甘木観光バス。甘木と田主丸を結ぶ路線は比較的本数が多い。
 やってきたのは三菱のワンステップバス。路線を引き継いだとはいえ、車両は新車を揃えたようだ。平日の9時直前だし、混んだら大きな荷物を持って大変だなと思っていたのだが、乗客は少なく全区間通して自分を含めて5人だった。
 バスは筑後川を渡り、久留米市から朝倉市に入る。アップダウンのない田園地帯をひたすら走っていく。途中で1名降り、朝倉病院で2名降り、甘木市街地で自分を含めて2名。運行本数からすると利用者の多い路線かと予想していたのだが、意外と少なかったなというのが印象。
 甘木観光バスのバス停が甘木中央、乗り継ぐ西鉄バスのバス停が甘木。離れているかと思ったのだが、道路上が甘木中央。その脇のロータリーが甘木で、ほぼ同じ場所だった。
21.甘木9:21→10:05JR二日市駅(西鉄バス)630円(S) 久留米200か・296 三菱/西工
甘木の西鉄バス  甘木からは都市高速経由の博多行き急行バスが出ている。高速とはいっても、ほとんどが制限速度60kmの有料道路。高架区間が多く信号が少ないから、都市部では一般道に比べれば高速で移動できることはまちがいない。バスの「急行」も、車両は普通の前中ドアの路線バス。途中停留所間の乗降もできる。ただ、都市高速に入ると一般道の停留所には停まらないから、たしかに速い。これに乗れば博多はそれほど遠いところではない。
 しかしながら、できるかぎり一般道を走るバスに乗っていこう。甘木では、やはり急行バスを待つ人が多く、普通便のJR二日市行きに乗った人はわずかだった。
 バスはひたすら国道386号線を走っていく。アップダウンのない単調な道に思える。ところどころで乗降がある。その中でも、筑前町の中心篠隈と国道386号線と離れる山家道で、かなりまとまった乗車があった。
 山家道からは県道を進み、朝倉街道駅に到着すると2人を残して、みんな降りてしまった。福岡へのアクセスは、西鉄電車を使う人が圧倒的に多いということなのだろう。西鉄の踏切を渡れば、数分でJR二日市駅に到着した。
22.JR二日市駅10:06→10:12西鉄二日市(西鉄バス二日市)100円(S) 福岡22か52−34 日野/西工(ワンステ)
JR二日市駅の西鉄バス  JR二日市駅から西鉄二日市までは、バスは頻発しているので慌てることはない。一応、事前に行程は作ってあり、乗車できそうなバスを4〜5本ピックアップしてある。
 そんなわけで、時間には余裕がある。それでも、すぐ後ろにやってきてドアを開けているバスを見てしまうと、つい乗ってしまう。慌てても、その先の行程が早くなることはないのだが。
 発車してしまえば、次が終点の西鉄二日市とアナウンスが流れる。距離にして約1km。たいした距離ではないのだが、JR二日市駅から4〜5人の人が乗った。
 ところが、この1kmが長かった。交通量の多い商店街の中を走る。道幅もそれほど広くはないし、交差点での右折、左折もしなければならない。そんなこともあって、6分ほどかかって西鉄二日市駅に到着した。
 両駅間を歩くにしても1本道というわけにはいかず、何回かは交差点を曲がったり渡ったりしなければならない。ワンコインで乗れるのは、ありがたいと感じる人も多いだろう。
 降りるときに車体を確認すると、登録ナンバーが久留米ではなく福岡になっていた。表記も西鉄バス二日市と分社のバスのようだ。いよいよ行程も福岡や博多に近づいたことを実感した。
23.西鉄二日市10:34→11:01南ケ丘一丁目(西鉄バス)230円(S) 福岡22か57−34 三菱/西工
二日市駅の西鉄バス 南ヶ丘一丁目バス停  朝夕を除いては、1時間に1本の下大利駅行きのバスに乗る。本数が少ないから空いているのではなく、その少ないバスに乗客が集まるようで、かなりの座席が埋まって西鉄二日市を発車した。
 このバスは、まっすぐ下大利駅へ向かうのではなく、天拝坂や南ケ丘といった新興住宅地を回っていく路線だ。駅から新興住宅地までは、それなりに狭い道もありバスが遅れ気味になる。
 新興住宅地に入ると、道路は広くなったものの、今度は降車が続いていく。最初は下大利駅まで行って次のバスに乗り継ごうと思ったのだが、それはやめて住宅地の中の南ケ丘一丁目で乗り換えることにした。
 経路としては南ケ丘四ツ角バス停で接続するのだが、交差点の乗り継ぎはバス停を探すのに手間取ることがある。そこで、その次の南ケ丘一丁目バス停で降りることにした。そこなら路線が分岐する停留所じゃないから、次に乗るバス停を探すのも楽だろう。
 走っている道路は、住宅街の中のメインロードといった雰囲気。左右にスポーツジムや商店などがならんでいる。下大利方面のバス停は屋根もある立派なもので、それだけバスの利用者が多いということだろう。たしかに、ここまで来ると他方面からのバスもあり、駅へ向かうバスの本数はかなりのものになっていた。
 次に乗るのは、下大利駅方面からやってくる月の浦営業所行き。乗り場は通りの向かい側からということで、バス停のポールは確認できた。多少バスの本数が多い区間とはいえ、時間が気になり車に気をつけて道路を渡る。
二日市駅の時刻表
24.南ケ丘一丁目11:07→11:21月の浦児童公園前(西鉄バス)230円(S) 福岡22か57−67 いすゞ/西工
南ヶ丘一丁目バス停の西鉄バス  やってきたバスは女性の運転士さんだった。これも今回の旅はじめてのこと。肉声で、途中の道路工事で6分遅れで運行中であることが伝えられる。次の乗るバスは1時簡に1本の運転だから、ぎりぎりの乗り継ぎにならず余裕を持ててよかった。
 バスは住宅地の中を右に左に交差点を曲がりながら進んでいく。南ケ丘、平野台、月の浦という住宅地を回っていく。住宅地と住宅地の間は、ちょっとだけ未開発の丘陵を走る。
 月の浦県営住宅前からは、次の乗るバスと経路が重なる。どこで降りてもいいのだが、バスの方向幕には終点の月の浦営業所よりも大きく月の浦児童公園とあるから、ここがいいのではないだろうか。公園があれば、ベンチで次のバスを待つこともできるだろう。
 そう思って、終点の1つ手前まで乗ることにした。ところが、そこは住宅地のはずれ。バスはその先「関係者以外立入禁止」と書かれた坂道を上っていく。立入禁止の道の先に終点があるのか?いったい、どんな人が利用するのだろう。
 しかも、バス停名になっている児童公園なんて、どこにも見当たらない。あるのは住宅だけだ。ベンチなんてどこにもなく、30分近く荷物を持って立っていることになった。
25.月の浦児童公園前11:52→12:33西鉄大橋駅(西鉄バス)400円(S) 福岡22か47−28 三菱/西工
月の浦児童公園前の西鉄バス  月の浦営業所から西鉄大橋駅へ向かうバスは、ほぼ1時間に1本の運転。30分ほどの乗り継ぎ時間で乗れたので、まあよかった。
 営業所から来たバスに乗客はなかった。やはり立入禁止の道の先にある営業所から乗る人は、まずいないのだろう。バスの車内には、運転士さん以外にもう1人制服姿の人が乗っている。どうやら新人の実車訓練のようで、乗っているのは指導運転士さんのようだ。
 バスが走っていくと、住宅地の中の停留所には、かならずといっていいほど数人の待ち客がいる。1時間に1本のバスに合わせて、みんな出かけるのだろう。
 このバスも、まっすぐ大橋駅へ向かうのではなく、左折して松ケ丘という地区へ寄ったりして、お客を乗せていく。最初の下車があったのは、30分ほど経った放送所前だった。
 座席はほぼ満席になって、大橋駅を目指していく。高架になった西鉄をくぐり、その先を左折したところが西鉄大橋駅のバス乗り場だった。
 12時を過ぎてお腹も空いてきた。この先のバスは本数もけっこうあるので、あわてることはない。駅前を見渡すとココイチがあった。久しぶりに温かい昼食を取ることができた。
26.西鉄大橋駅13:10→13:41呉服町(西鉄バス)310円(S) 福岡22か49−14 日野/西工
大橋駅の西鉄バス  ここまでくると、すっかり都会の路線バスだ。乗降も頻繁だし、制服の高校生もビジネスバッグを持ったサラリーマンも、ごく自然に乗ってそして降りていく。
 大きな荷物を抱えて乗っている自分だけが、非日常のように見えてしまう。走っていく道路も、都会の市街地。景色もそれほど変化があるものではなくなってしまった。景色を眺める気合いも、少しダウンしてしまう。
 大橋駅前を出たバスはまっすぐ進み、塩原交差点で左折する。いつしか道は国道385号線になっていて、那珂川を渡ったところがパナソニック前。そのまままっすぐ進んでいく。
 博多駅前四丁目交差点を右折すれば、博多駅はもうすぐだ。こちらの博多駅バス停は駅前の道路上。次に乗るバスは駅前のターミナルから。かなり距離があるので、たぶん同じ位置で乗り継げるだろう呉服町まで乗り進むことにする。
 ただ、それほど距離はないだろうに、博多駅240円、祇園270円、そして呉服町310円と小刻みに運賃が上がっていった。やはり博多駅前で降りる人が多く、呉服町で自分が降りると、乗客のいなくなったバスは終点の博多ふ頭に向かって走っていった。
27.呉服町14:06→15:58直方(ジェイアール九州バス)1300円(S) 福岡200か・760 いすゞ/西工
呉服町のJRバス 呉服町バス停  呉服町からJRバスに乗って直方へ向かう。かつてはJRバスの主要路線だった直方本線。今でも主要路線には違いないが、博多と直方を直通するバスは1桁にまで減ってしまった。
 呉服町のバス停は、西鉄バスとJRバスで別のポールにはなっているものの、ほぼ同じ場所に立っていた。見慣れぬ塗色のバスがやってきたと思ったら唐津へ向かう高速バスで、これは西鉄のポールに停まった。
 やがて真っ赤なJRバスがやって来る。ここから乗ったのは2人。車内には、すでに数人のお客さんがいた。道路は混んでいて、のろのろ運転が続く。直方での乗り継ぎ時間があまりないので心配になる。
 でも、そんな渋滞も区間便のある山の神まで。この先、犬鳴峠を越える県道は、気持ちよく流れていった。
 停留所の間隔も開いて、バスは快調に走っていく。やがて新犬鳴トンネルに抜けて、筑豊地区へと入っていく。犬鳴大橋を渡ったあたりから、下の方の景色が見えてくる。
 やがて下り坂の途中でバスは停車。対向車に気をつけて右折する。ここからは、脇田温泉へ向かうわき道に入っていくのだ。人の流れも博多から直方になったようで、停留所でバスを待つ人が見られるようになった。狭い道の両側に温泉旅館が建つ脇田温泉で降りていくグループもあった。
 円形の建物が特徴的な福丸駅。プラットホームにかつては出札窓口があった宮田町駅。どちらも、バス駅としての窓口営業は終わってしまったものの、外観は昔のバス駅の今も使われていた。山の神から先でだいぶ遅れを回復して、門松の立つ直方に到着したのは定刻から7分遅れただけだった。 
直方駅についたJRバス
28.直方16:05→16:23イオン直方(西鉄バス筑豊)210円(S) 筑豊22か・473 三菱/西工
直方の西鉄バス イオン直方バス停  直方駅舎を背にして、左側がJRバスのターミナル、そして右側が西鉄バスのターミナル。前のバスは駅舎の前に到着したので、そのまま右側へ向かって歩いていく。
 その西鉄のターミナルは、建物の奧が車庫になっていて、その建物の外周が○番線という乗り場になっている。やってきたバスは今までとはちょっと塗色が違っている。何でも、西鉄バスが一時直方交通という会社に分社していた当時の塗色なのだとか。赤い波模様は、直方のNを表しているのだとか。
 現在の会社名は西鉄バス筑豊。登録ナンバーも福岡から筑豊になり、本州へ渡る北九州の地が、また一歩近づいたことが実感できた。
 今日の目的地は小倉。直方からなら、特急の小倉行き、急行の黒崎行きがあるのだが、できるだけ都市高速を通らない路線で行きたい。普通便の黒崎行きもあるのだが、この時間はしばらくない。そこで、イオン直方行きに乗って乗り継いでいこう。
 車内は座席がすべて埋まり、数人立ち客がいる盛況。これだけ乗っているバスも久しぶりだ。
 日の出大橋で遠賀川を渡り、左折して堤防の道を行く。それもごく短く、右側の道に入ると、筑豊電気鉄道の感田駅を通る。バス停名は感田電停。その先で直方中央病院に寄るも、この時間だからか乗降はなかった。それにしても、いっこうに車内の乗客は減らない。
 結局、ほとんど途中で降りる人がいないまま、丘陵地に出来た巨大なショッピングセンター「イオン直方」に到着した。
イオン直方に着いた西鉄バス
29.イオン直方16:49→17:36黒崎バスセンター(西鉄バス北九州)530円(S) 北九州22か19−98 三菱/西工
イオン直方の西鉄バス  駐車場には自家用車がズラッと並んでいる。それよりも、バスでアプローチする人がこれほど多いとは思ってもいなかった。駅から離れていて、有料でも、本数をしっかり運転すればお客はつくということなのだろう。
 次に乗る黒崎行きも、毎時2本程度運転されているようだ。今度は会社が、西鉄バス北九州に変わり、登録ナンバーも北九州になった。
 このバスにも10人ほどの人が乗った。発車すると、星ケ丘団地という住宅地の中を3/4周してくる。ここから乗ってくる人もいた。新石坂というところに来ると、右手に大きなダムが見えた。新興住宅地や開発途中の住宅地といった雰囲気の中を走ってきたから、大きなダムの出現は予備知識がなかっただけにびっくりした。
 辺りがだんだんと暗くなってきて、残念ながら景色を楽しむことができなくなってしまった。それでも、黒崎に近づいているのは、車窓から見える街の明かりが増えていることでわかった。
 バスは黒崎駅バスターミナルに到着する。すぐに別の行き先になるようで、到着した乗り場にはすでにたくさんの人がバスを待っていた。
30.黒崎バスセンター17:50→18:27室町(西鉄バス北九州)340円(S) 北九州200か・389 日デ/西工(ノンステ)
黒崎の西鉄快速バス  黒崎から小倉の砂津へ向かうバスは、それこそ数分おきに出ている。いくつか経路があるけれど、主要なのは普通便の1系統と同じ経路を走る特別快速便だ。
 普通便の所要時間が43分なのに、特別快速便は32分と10分以上も短い(黒崎〜室町、定時運行の場合)。これだけ本数があるということは、特別快速便に乗れば普通便を追い越す様子が見られるはずだ。
 そこで、この時間ほぼ10分間隔で運転されている特別快速便にねらいを定めて待つことにした。やって来たのは、緑と白の他とは違う塗色のバスだ。これは、この路線が西鉄の路面電車の廃止代替路線だからだそうで、専用塗色のバスが使われているのだそうだ。
 この時間に黒崎駅から乗る乗客は少なく、運良く前ドア直後の展望席に座ることが出来た。これで普通便の追い越しが眺められそうだ。
 結果は、八幡の手前で1本。そして、到津の森公園で2本目を抜いた。普通便なら室町は34番目の停留所。これが特別快速なら、わずか10番目。つまり24もの停留所を通過するのだ。いかに早いかを実感することが出来た。
31.室町18:35→18:46小倉駅北口(北九州市営バス)100円(S) 北九州230あ・201 三菱/西工(ノンステ)
小倉駅北口の市営バス 室町バス停  3日間使ってきたSUNQパス北部九州で乗る、最後の1本がこのバスだ。明日乗るバスが、小倉駅北口からになるので、小倉駅北口までバスで行きたい。小倉駅前で降りて、駅の中を歩いて抜けてもいいのだが、そうするには小倉駅はあまりにも大きい。
 これには、小倉の市街地から若戸大橋を通って若松地区へ向かう北九州市営バスを使うしかない。小倉地区だけなら100円で利用できる(といってもパスがあるので実際に払うわけではないが)。
 そんなこともあって、西鉄バスと北九州市営バスが乗り継げる室町バス停で降りたのだ。時刻になってやってきたバスは乗客数人。なんだ、この時間はそれほど利用者がいないんだと思ってしまった。しかし、これは大いなる勘違いだった。
 9分ほどかかって着いた小倉駅北口には、たくさんの乗客が待っていた。JRで若松に行こうと思えば、折尾で乗り換えて45分ほどかかる。バスなら乗り換えなし、若戸大橋で一気につないでくれるんだから、利用者が多いのも頷ける。
 ここで時間調整するようで、ドアを開けたまま停まっている。これさいわいと、写真を撮る。なかなか夜ノンストロボで撮影できるほど、長時間停まってくれる機会はないから。
 そして、3日間お世話になったSUNQパスをしまって、今夜の宿がある下関へと電車で向かったのだった。明日も九州のバスに乗るが、1本だけなのでバスカードで払おう。
小倉駅北口の市営バス

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