出発地 〜2006.12.25(月)〜

本土最西端 神崎鼻への道

神崎入口バス停から神崎鼻までの地図
神崎鼻への道
実際にあるいた道
街路灯の標識  上の地図を見てわかるとおり、最短距離は(2)+(4)の約1600m。ただ、この(2)の道は、1/25000地図を見ないと載っていないような細道。
 今回は最初は(3)+(4)で行こうと思っていたのだが、地図を忘れてきてしまい、バスを降りるとき運転士さんにたずねると「この道をずっといけばいい」と教えられて、一番遠い(1)+(4)の道を歩いてしまった。
※地図中の○数字は機種依存文字のため、文中では( )で表示してあります。

<行き>
 向の丘の上にたつ神崎教会が見えたり、湾に沿った道を歩くことが出来たらから、悪くはなかったのだが、とにかく時間が気になってしかたがなかった。
 最初は登り坂。すぐに下り坂へと変わる。そこそこ角度がある坂だ。今日は12月25日。クリスマスミサがあるのだろうか、教会へ向かう車が追い抜いていく。教会への三叉路を過ぎると、逆にこちらへ向かってくる車が何台もある。
 さて、道は行き止まり右に行くべきか、左に行くべきか。左の方がやや広いがなんだか戻っているようにも見える。地図がないので判断できない。たまたま通りかかった車に聞いてみると、左が正解とのこと。何だか、戻って損してる気持ちになりながら、右手に湾を見て歩いていく。
 道路の街灯には、「日本本土最先端のまち」の表示があり、間違いなく神埼鼻に近づいているのは間違いないようだ。やがて、最初に通ろうと思っていた(3)からの道との合流地点Aについた。ここには、きちんと案内板があり右に曲がって歩いていく。
 住宅が点在する海沿いの道を歩いていく。何かいるなと思ったら、小屋の中にヤギがいた。海のそばでヤギを飼っているとは予想していなかったので、ちょっとびっくり。
 行き着いたところは漁港と集合団地がある。その中に案内板があり、それに従っていくと小さな駐車場と公衆トイレがあり、その先が遊歩道になっていた。

<帰り>
 帰りは実質、今回のバス旅のスタート。(4)+(2)の経路で神埼入口バス停へ向かう。
 A地点を過ぎてしばらく行くと、右手に湾が奥深くまで延びている。海沿いということもあり、アップダウンもないなだらかな道が続く。
 年末ということもあり、車の手入れをする人、子どもと遊ぶ人など、けっこう人が外に出ている。そこそこ観光客が通るのか、見知らぬ人間が歩いていても、それほど不審な眼差しを受けることはなかった。
 正面の高いところにバス通りが見えてきたところが、(2)と(3)の分岐点。倉庫のような建物の脇の細道に入る。人家の裏通りのようなところを抜けて、最後は石段を上がると行きに教会方面へ歩いて登り坂のところに出た。ここまでくれば、バス停はすぐそこだ。
 帰りは25分ほどで、バス停まで行くことができた。

バス停と岬の標識
A〜D地点の風景や目印
神崎鼻への案内
A地点にある道路案内表示
湾の眺め
B地点から眺める風景
公園への道案内
C地点にある看板
公園の案内図
D地点の公園案内図
日本本土最西端の碑へ
日本本土最西端の碑 海側から見る最西端の碑  上のD地点の公園案内図を見るとわかるように、海沿いに延びる遊歩道と、上の公園から延びる遊歩道の2つが、最西端の碑に延びているのがわかる。
(ここで、何で海岸沿いの遊歩道が碑の手前で切れているのか、考えもしなかった)
 よし、ここはアプローチしやすい海側からと、岩場の上に造られた遊歩道を歩いていく。数分で最西端の碑の下にたどり着いた。台座には金色の文字で『日本本土最西端の地』と刻まれている。
 でも、これでは碑を入れて海の写真が撮れない。それでは碑まで登ろうかと思っても、遊歩道は碑の下で切れている。碑まで行くには・・・
 (1)もう一度公園入口まで戻って、公園から降りる遊歩道を行く。
 (2)岩場をよじ登って、碑にたどり着く。
 のどちらかしか方法はない。もう一度戻るのはいやだ。となれば、両手両足を使って岩場を登るしかない。それほどの高さはない。荷物をすべてザックに詰め、両手を使えるようにすれば大丈夫だろう。たぶん。  なんとか岩場をよじ登って、碑のところにたどり着いた。こちらからは順光なので、海も空も青い。とっても気持ちがよい。
 目の前に見えているのは平戸島。平戸大橋で本土とつながっているので、島の最西端を本土最西端とする人もいるとか。そのあたりの考え方は人それぞれ。お好きな方を最西端と考えればいいのでしょう。
SUNQパス北部九州
SUNQパス北部九州  今回のバス旅で使うのが『SUNQパス北部九州』。北海道、中国地方を除く本州、四国で購入すると、6000円で3日間北部九州5県(福岡、大分、熊本、佐賀、長崎)の参加事業者のバスが乗り放題になるのだ。
 2006(平成18)年10月1日から本格実施され、参加事業者も増えて、今ではほとんすべてのバスで利用することが出来る。

ちなみに、参加事業者は次の通り。
西日本鉄道(株)グループ(11社)、北九州市交通局、堀川バス(株)、九州急行バス(株)、ジェイアール九州バス(株)、昭和自動車(株)、佐賀市交通局、祐徳バス(株)、西肥自動車(株)、長崎県交通局、長崎自動車(株)グループ(2社)、島原鉄道(株)、佐世保市交通局、九州産交バス(株)グループ(2社)、熊本バス(株)、熊本電気鉄道(株)、熊本市交通局、大分バス(株)グループ(4社)、大分交通(株)グループ(4社)、日田バス(株)、亀の井バス(株)、 宮崎交通(株)、南国交通(株)、いわさきコーポレーション(株)グループ(3社)、林田バス(株)、鹿児島市交通局
※赤字はSUNQパス全九州でのみ利用可能の参加事業者


 本格実施から、佐世保市、熊本市、鹿児島市(北部九州では乗れないが)も参加し、公営交通の参加も増えてより使い勝手がよくなった。
 今回のバス旅で乗車した九州内の路線の中で、使えなかったのは甘木観光バス1社だけだった。バス旅日記の中で、運賃の後ろに(S)とあるものが、このパスが利用可能だった路線だ。
※2008年6月1日よりモデルチェンジし、「北部九州」は「北部九州+下関」となった。下関地区のサンデン交通と下関唐戸〜門司港(関門汽船)・口之津港〜鬼池港(島鉄フェリー)・熊本港〜島原外港(熊本フェリー)の3航路が新たに利用可能になり、発売額は購入地域に関係なく8000円となった。

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