第3日 〜2007.8.13(月)〜

帯広駅→網走駅

8.帯広駅7:47→10:36陸別(十勝バス)2200円 帯広230あ20−76 日野(ノンステ)
帯広の十勝バス 整理券と乗車券  今日は、2006(平成18)年4月に廃止された、北海道ちほく鉄道ふるさと銀河線の廃止代替バスに乗っていく。ふるさと銀河線は、池田と北見を結んでいたが、乗客の利便性を考えて一部の列車は帯広までJRに乗り入れていた。
 そんなことから、廃止代替バスは帯広〜池田〜陸別〜北見の運行となり、帯広〜陸別は十勝バス。陸別〜北見は北海道北見バスが運行を担当している。
 駅前のきっぷ売り場で陸別までの乗車券を買う。昨日の広尾と同様、ここでも2200円の硬券が渡された。始発は営業所かららしく、7:41に駅前に到着したときには、すでに1人乗っている人がいた。駅前からは7人が乗車。バスは前中ドアのノンステップバスだが、後部の座席はリクライニングシートになっていた。
 なんたって、終点の陸別まで約3時間かかる長距離路線。さすがに前の座席は止めて、リクライニングシートの後部座席に座っていく。
 ふるさと銀河線が分岐していた池田まで、まず1時間かかる。札内駅を過ぎて少し行くと、白人小学校というバス停があった。これで「ちろっと」小学校と読むのだと。北海道の地名は難しい。幕別駅前まで約40分。そして、約1時間で池田駅前に到着した。ここでしばしトイレ休憩。運転士さんの肉声で、休憩の放送が入る。
 そして、池田から先がいよいよ廃止代替の区間だ。車窓からは、いたるところに線路や駅の跡が見える。鉄橋は撤去されたものは、ほとんどないようで、今にも列車が走ってきそうな雰囲気だ。本別、足寄と立派な駅舎が残る駅前を通って陸別に到着した。
ふるさと銀河線の廃線跡
見学 旧陸別駅(道の駅オーロラタウン93りくべつ)
旧ふるさと銀河線の車両 999車両  陸別駅舎は、道の駅「オーロラタウン93りくべつ」として、現在も使われている。そしてホームはというと、これまた当時のまま残されている。
 そればかりか、ふるさと銀河線のディーゼルカーが6両もいるのだ。これは、陸別町内の線路を観光鉄道として復活利用しようという計画があるからだ。一部はドアも開いて、車内を見学できるようになっていた。銀河鉄道999をモチーフにした車両も、当時のままここに停まっていた。
 ※2008年4月26日から「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」としてオープンし、構内の体験運転と体験乗車ができるようになった。
旧ふるさと銀河線の車両
9.陸別10:52→12:20北見(北海道北見バス)1510円 北見230あ20−47 三菱(ノンステ)
陸別の北海道北見バス ふるさと銀河線の廃線跡  陸別からは、北海道北見バスになる。この会社は、2003年3月から回数券を廃止してICバスカードを導入している。本土縦断バス旅のときに、そのバスカードを購入した。7年間使用がないと無効になると書いてあるが、まだ4年だから大丈夫だろう。乗車してすぐに、3000円ほど積み増ししておく。プレミア分を含めて3390円プラスされた。
 バスは前中ドアのノンステップバス。十勝バスとは違い、ごく普通の路線車シート。乗車時間は、十勝バスの半分の1時間半だから、なんとか我慢できるだろう。座席がリクライニングしないなら、どこに乗っても同じと一番前の席に座っていく。
 陸別から先も、随所に廃線跡を見ることができた。とくに陸別から北の区間、川上駅までが観光鉄道への復活予定区間なので、大切に残されているのだろう。(その後、予算の問題もあり陸別駅構内のみの「りくべつ鉄道」として復活)
 陸別を出るときは8人だった乗客も、北見に向かう路線なので、途中からぼつぼつ乗ってくる人がいる。置戸、訓子府と比較的大きな町を通るたびに、車内の空席はどんどん埋まっていった。訓子府〜北見間は、鉄道時代から高校生の利用が多かった区間だそうで、今日の車内も比較的若い人の利用が多いのもうなづける。
 北見の市街地までは、まだ少し距離があると思うのだが、途中で降りていく人も何人かいた。道路も広く、バスは快調に走っていく。いつしか、道の両側にはビルが建っている。
 そんなビルの一角にある、北見バスターミナルに到着した。各方面の路線バスだけでなく、札幌方面への高速バスも発着していて、待合室にはコインロッカーもあった。
旧訓子府駅
昼食 オホーツクビール
オホーツクビール  コインロッカーに大きなバッグを収めて、バスターミナルから歩いて15分ほどのオホーツクビールへ向かう。
 地ビールの老舗的存在で、何度来てもおいしいと思う。エールの濾過前と濾過後の両方が飲めるというのも楽しい。ここには「90分飲み放題2000円」というのがある。前回来たとき「3杯飲むのでしたら、飲み放題の方がお得です」と勧められたのだが・・・。
 今回は勧められることはなく、自分でもお昼なので2杯だなと思っていたのでちょうどよかった。もし勧められていたら、昼からもっと飲んでしまって、大変なことになっていただろう。
 今日は、エール(濾過前)とヴァイツェンをジョッキで1杯ずつ。それにランチメニューを頼んで、ビールと食事の両方を楽しくいただい。やっぱり、ここのビールはいつ飲んでもおいしい。
 できれば、北見で泊まる行程にして、ゆっくり飲みたかったのだが、明日網走を早い時間に出なければならないので、今回はあきらめるしかなかった。
 少し気持ちよくなった頭と足取りで、バスターミナルへと戻った。次に乗る常呂線は、1日4本のローカル路線。冷房の効いた待合室で居眠りしてしまってはいけないと、コインロッカーから荷物を出すと、乗り場の前で待つことにした。
10.北見14:20→15:32常呂(北海道北見バス)1800円 北見230あ・・21 三菱(ワンステ)
北見の北海道北見バス  やがてやってきたのは、前中ドアのワンステップバス。北見から乗ったのは3人ほど。皆、それなりの荷物を持っているから旅行者なのだろう。
 バスは通称「牛カラー」という、沿線市町村の地図を緑に染め抜いてホワイトボディーに描いた塗色だ。今では自治体合併で、だいぶ塗色の地図とは違っているけれども。
 バスターミナルを出たバスは、北見駅前を通って国道39号線を行く。右手には、石北本線の高架が続いている。線路は高架から地平に降りてきたが、バスはそのまま国道を走っていく。
 端野駅前を過ぎると、バスは国道を左折する。「のんたの湯」という温泉施設の前を通り、端野メビウスという高台のホテルへ寄り道していく。ともに乗降はない。1日4本のバスは相手にされず、みな自家用車利用なのだろう。
 端野トンネルで峠を越えて仁頃町で右折すると、仁頃はっか公園というバス停があった。北見といえばハッカなので、ちょっと下車してみたい衝動にかられるが、このバスの本数ではどうしようもない。今は北見市の一部になってしまった、旧常呂町の交通ターミナルである常呂バス停まで1時間10分ほどだった。運転士さんは、乗客が3人もいたことに大変驚いていた。
11.常呂15:59→16:26栄浦(北見市営常呂バス)100円 北見200は・・66 三菱(ワンステ)
北見市営常呂バス サロマ湖栄浦  交通ターミナルは、かつての国鉄湧網線の常呂駅だったところ。後ろは、すぐオホーツク海だ。ここからは、網走バスに乗って網走へ向かうことになる。ところが、ちょうどよい時間のバスは学休日運休で今日は走っていない。
 それならばと、北見市営常呂バス(旧常呂町営バス)に乗って、サロマ湖を眺めてから網走へ向かおう。少しバス代はかかるが、ここまで来る機会はそうあるわけではないから。
 どこまで乗っても100円のバスに乗って、佐呂間湖畔にある栄浦まで行った。ちょうど逆光で、湖面は光ってしまったけれども、その大きさを実感することはできた。
一直線の道を行く
12.サロマ湖栄浦17:04→17:56網走駅(網走バス)1120円 北見200か・・85 三菱(ワンステ)
栄浦の網走バス 栄浦バス停  市営バスは栄浦、網走バスはサロマ湖栄浦と、微妙にバス停名は違うもののポールは同じ場所に立っている。
 今日はいろいろな会社のバスに乗車する。もちろんそのたびに塗色も変わる。今日は黄、緑、青、赤とみごとに各色そろい踏みだ。
 車内の乗客は少ない。再び常呂交通センターを通ると、先ほど北見から乗って常呂で降りた旅行者の1人が乗ってきた。バスは国道238号線を網走に向けて走っていく。
 北見市と網走市の境界を越えると、国道は下り坂になる。すると前方に能取湖が見えてきた。また、湧網線の線路跡を利用したサイクリングロードも目に入る。オホーツク海とつながっている海水湖なので、漁港になっているところもあり、かなり大きな船も見える。
 卯原内を過ぎると能取湖から離れて、今度は網走湖岸へ出る。こちらは海水が逆流することもあるが、基本的には淡水湖で大きな船もおらず、また違った雰囲気をしている。
 網走湖の湖岸を離れると、市街地まではあとわずか。観光地となってしまった網走刑務所を左手に見て、市街地を目指す。そこから数分で、市街地の東の外れにあるJR網走駅前に到着した。
 このバスは、この先網走ターミナルまで行く。今日泊まるホテルは、もう少し先で降りた方が近いのだが、明日の乗車場所が網走駅なので、ここで降りてホテルまでは歩いていくことにした。
 歩いて10分とかからずに予約していたホテルに着いた。安いことは承知していたのだが、何と冷房がない。網走とはいえ、夏の北海道は暑い。
能取湖が見える

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