第1日 〜2007.6.10(日)〜

鳥取駅→岩美駅

1.鳥取駅7:50→8:51砂丘展望台(ループ麒麟獅子/日ノ丸自動車)300円 鳥取22か16−65 日野
鳥取駅のループ麒麟獅子 ループ麒麟獅子の車内  品川から夜行高速バス「キャメル」で鳥取駅前に着いた。道路は濡れて空は曇っている。天気予報では、今日は晴れるらしい。これから、天気が回復していくのだろう。
 当初の予定では、鳥取駅から観光周遊ボンネットバスに乗ろうかとも考えたのだが、夜行バスも早めに着いたし、それなら別のバスで鳥取砂丘に先行しよう。鳥取駅から鳥取砂丘へ行くのは、路線バス、観光周遊ボンネットバス、それにループ麒麟獅子という循環バスの3つがある。
 せっかくだから、土休日と夏休み中のみ運転のループ麒麟獅子に乗っていこう。このバスは、観光スポットを巡回するバスとして鳥取市が運行しているバスだ。車体は、外向きの展望席があったりと、普通のバスとはちょっと違っている。座席モケットには、麒麟獅子のイラストがプリントされていた。
 内回りと外回りの2コースあり、実際の運行は日本交通と日ノ丸自動車に1台ずつ委託されている。初便になるBコースは右回り。鳥取港へ寄り道してから砂丘へ向かうコースだ。
 日曜日の朝8時前。自分だけを乗せて、鳥取駅前を発車した。運転席後ろにあるモニターでは、ループ麒麟獅子の運行コースや付近の名所が映し出される。わらべ館、玄忠寺と寄っていくが、まだ開館時間には早すぎるようだ。
 鳥取港(賀露港)のかにっこ館まで行くと、来た道を戻ってくる。やがて、住宅地の中を走っていく。そんな住宅地の坂道を登ったところにあるのが、鳥取大学乾燥地研究センター。そこにも停留所があり、バスは研究センターの敷地内に入っていく。かなり奥まで入ったところにバス停があった。そして、そのすぐ近くにはドーム型の温室が建っていた。
 その先の鳥取砂丘こどもの国でも、道路から右折してこどもの国の敷地に入っていく。まだ時間が早いから、静まりかえっている。その入口前には、D51303が鎮座していた。こんなところに蒸気機関車がいるとは知らず、急いでカメラを出してロータリーを回る間に撮影したのだった。
 こどもの国を過ぎると、砂丘まではそれほどの距離はなかった。砂丘のバス停の位置がよくわからなかったのだが、まずは鳥取砂丘バス停へ。来た道を戻って再び一段高いところへ行くと、そこが砂丘展望台だった。
ループ麒麟獅子からの車窓
2.砂丘展望台9:21→9:38浦富海岸遊覧船乗り場(岩美町/日本交通)300円 鳥取230あ・103 いすゞ/富士重工
砂丘展望台のボンネットバス 砂丘展望台バス停  福山自動車時計博物館がレストアした、いすゞBXD30というボンネットバスを、岩美町が購入し日本交通が運行しているのが、この観光周遊ボンネットバス。2006(平成18)年8月1日から運行を始めたバスだ。
 路線バスと経路が重なる部分もあるが、先ほどのループ麒麟獅子と同様、独自の運賃体系をとっているようで、運賃は300円、600円、900円の3段階と1000円の1日乗車券になっているようだ。さっそく車掌さんに1日乗車券をお願いすると、ボンネットバス専用の乗車券が用意されていて、左上にある1日乗車券の欄にパンチを入れて渡してくれた。
 バスは県道から国道9号線にはいっていく。車内では車掌さんによる、車窓に見えるラッキョウ畑の説明が続いている。駟馳山峠を越えると、鳥取市から岩美町になり、道路もカーブの続く下り坂になった。
 そんなカーブの途中で左折して、下に広がる町並みの中へとバスは進んでいく。やがてそんな住宅と畑の広がる中を左折して、住宅地の中へ入っていく。車掌さんは、まもなく観光船乗り場だと告げているが、まったくそんな雰囲気が感じられない。
 住宅地の中を何回か曲がって到着したのは、くるくるイカ乾燥機の回る観光船乗り場だった。といっても海岸からは離れていて、船の姿もバスからは見えない。
 建物の中には、おみやげ売り場とともに、イカスミソフトクリームやイカ焼き、ゲソ揚げなどを売っている売店がある。これはなかなかおいしそう。
 でも、まずは遊覧船に乗らなくては。売店の片隅にある乗船券売り場へ向かう。ボンネットバス乗車券を見せると、1200円の乗船券が1000円に割引になった。今日1日、この乗車券の特典のお世話になる予定だ。  
観光船乗り場のボンネットバス
3.大谷桟橋10:00→浦富海岸島めぐり→10:43大谷桟橋(山陰松島遊覧)1000円 さきゅう
大谷桟橋の遊覧船 遊覧船からの風景  いったい船はどこだろうと思っていたら、建物の外に道路を横断する地下道への階段があった。道路の脇は蒲生川という川が流れている。まったく知らなかったのだが、この島めぐり観光船の桟橋は、港ではなく川にあったのだ。
 やがて待合室に「10時の観光船の方、どうぞ」の声がかかり、乗船券を持った人たちが地下道への階段を下りていく。地下道を抜けると、もうそこが川沿いの桟橋になっていた。次の船は「さきゅう」という船だそうで、乗船券の半券を切ってもらいながら乗り込む。
 前側は窓のある船室。後部にはオープンデッキがある。今日は天気もよいし写真も撮りたいから、後ろのオープンデッキに乗っていこう。
 時間になり大谷桟橋を出港。まずは蒲生川を下っていく。川沿いの鉄工場に大きな船が置いてある。何でも、今は蟹漁のオフシーズン。こういう時期に、蟹を捕る船の修繕をしているのだとのこと。網代港の中を通って海に出ると、左側に鳥取砂丘が広がっているのが見えた。船は針路を東にとり、浦富(うらどめ)海岸へと向かっていく。
 波はほとんどなく、穏やかな海を進んでいく。やがて、海鳥の糞で真っ白になった岩や、三角形の洞窟のある岩など、奇岩がいくつも見えてくる。そして、その岩場の上の方には、真っ白な灯台が頭をのぞかせていた。
 船はところどころで、海岸に近づいていく。海面から小さな岩が頭を見せていることから、それほど水深はないし、船の通れるところも狭いようだ。にもかかわらず、低速でゆっくりと海岸に近づいていく。砂浜で遊んでいる人と握手でいるのではと感じてしまうほど、あと海岸までもう少しというところまでいくとUターン。これは、なかなかスリルがあった。
 黒島という岩石の質が違う黒い島まで行って、コースそのものもUターン。ここからは、海岸へ近づかないで一路、網代港へ戻っていく。海岸線から少し離れただけで、いかにここは岩や小島が多いのかがよくわかる。再び白い灯台が見えて、まもなく網代港だ。
 網代港を抜け、蒲生川に入る。川を遡り、橋の下をくぐれば、もうそこは大谷桟橋。船は180度方向転換して桟橋に横付けされた。
 バスまで時間があるので、売店でゲソ揚げを買ってベンチで食べる。やがて、乗務のない船員さんがやってきて、くるくる回るイカの足をむしっていく。イカ焼きする胴と揚げ物にする足では乾燥時間も違うのだそうだ。
遊覧船からの風景
4.浦富海岸遊覧船乗り場11:26→11:59砂丘展望台(岩美町/日本交通)300円 鳥取230あ・103 いすゞ/富士重工
遊覧船乗り場のボンネットバス 遊覧船乗り場バス停  観光船乗り場の前には、周遊ボンネットバスの停留所しかないが、すぐ脇の道路には鳥取〜岩美駅〜岩井温泉を結ぶ路線バスの沓井大橋バス停が立っている。もちろん、このバスも利用してもいいのだが、今日はボンネットバスの1日乗車券を買ってしまったので、再びボンネットバスに乗って、鳥取砂丘へ戻る。
 ちなみに、このバスは日本交通と日ノ丸自動車の県内の路線バスほぼ全線が乗り放題になる、「鳥取藩のりあいばす乗放題手形」(3日間有効1500円)でも乗ることができる。今回は2日間しか乗らないかと買わなかったのだが、今朝のループ麒麟獅子や明日のバスにも使えるから、運賃だけ考えるならこちらを買っておいた方が安かった。
 やってきたバスは、数人のお客さんが乗っていた。そして、ここからは下り1便で降りた自分を含めて5名ほどが乗り込んだ。運転席脇の展望席に座ってみたいと思うものの、今回もその席は先客がいる。まあ、まだあと2回乗る予定だから、座るチャンスはあるだろう。
 ガイド兼車掌さんから「観光船はいかがでしたか」と声がかかる。そして、来たときと同様の観光ガイドを聞きながら、来た道を戻っていく。路線バスとは違い、途中の停留所は大谷と梨狩り園の2つしかない。さすがに梨狩りという時期ではないし、途中乗降のないまま鳥取砂丘へ向かった。
 バスは、まず鳥取砂丘バス停へと向かう。鳥取砂丘のすぐ脇を走る、土産物屋などが並ぶ通りにあるバス停だ。小さなバスターミナルになっていて、そこでぐるりと回転して停まる。ここで降りてもよかったのだが、せっかくだから観光リフトに乗りたい。ここのリフトなら、山に向かうより、砂丘へ向かう下りに乗る方が景色がよいだろう。
 ということで、そのままバスに乗り、一段高いところにある、今朝このバスに乗った砂丘展望台バス停まで乗っていくことにした。
 バス停のすぐ前は砂丘センターという3階建ての建物。すぐ脇には、リフト乗り場がある。
ボンネットバスの車内風景
5.砂丘展望台(起点)12:07→12:12(終点)鳥取砂丘(砂丘センター)200円 16番ゴンドラ
鳥取砂丘の風景
16番リフトに乗る リフトで道路の上を越える  まずは、砂丘センターの屋上にある展望台に上がってみる。けっこう風がある。初めて鳥取砂丘を見る。砂浜みたいに平らなのかと思っていたのだが、けっこう起伏があるんだといことがわかる。
 観光らくだや馬車が見える。砂丘の丘の海側では、パラグライダーをやっている人たちが見える。こんな光景を見ていると、早く砂丘へ行ってみたくなった。
 自動券売機で200円の片道券を買って、リフト乗り場へ向かう。リフトもこの建物と同じ、砂丘センターが運行しているようだ。なだらかな下りだから、それほど全面展望が開けるわけではないが、それなりに砂丘の景色が広がるのは楽しい。到着直前に、自動車道路を横断するときは、けっこう高さもありスリルがある。
 道路を横断すれば、まもなく終点だ。そして、終点の建物を出ると、いきなり砂丘が広がっている。というより、出口の階段が途中から砂に埋もれているのだ。
 まずは、らくだ乗り場がある、目の前の丘まで行こうと歩き出すのだが、なんとも歩きにくい。ゲタでも履いている方が、よっぽど歩きやすそうだ。裸足で歩いている人もけっこう多い。そこで、ベンチのある木道で靴と靴下を脱いで裸足になった。靴を入れたコンビニ袋を下げて、あの先に見える砂の山を目指して歩いていくことにした。
 歩いてみてわかったことは、晴れた日の砂丘は、とにかく砂が熱いということ。靴を履けば歩きにくいし、裸足になれば焼けるように熱いし。砂丘の散策も楽ではないということが、すぐに実感できた。
砂丘終点のリフト乗り場
鳥取砂丘散策
鳥取砂丘から西側を見る 鳥取砂丘から東側を見る  らくだや馬車の乗り場を過ぎると、ゆるやかな下りになる。とくに道が決まっているわけではない。一面の砂。そんな中を観光客が歩いていく。裸足の人、サンダルの人、靴の人。いろいろだ。
 下りは、かかとに力を入れながら、きゅっきゅっと降りていく。大人は大丈夫だが、小さな子どもはちょっと砂が熱くてかわいそうだ。
 さて、それからの上りがまいった。傾斜が急なこともあり、力が入らない。よいしょと足を踏ん張っても、砂が崩れてしまうのだ。一歩進んだつもりが、ずずずっと滑り落ちて半歩しか上れない。
 ようやくがんばって、丘の上まで到着する。そこからの風景は360度、どの方向も見えるなかなかの絶景だった。砂山が崖のように海岸までつながっている。もちろん、そこを下りていく人もいる。下りてもいいが、そこを上ってくることを考えると、自分は下りられない。
 それに高いところからの方が、海の眺めは抜群だ。さっき見えたパラグライダーは、海岸から飛び立ったものらしい。海から海岸に向かって吹く風に乗って、何度か離陸を試みているところを見学していく。
 右側の海が、先ほど観光船に乗った浦富海岸。ということは、観光船から見えた砂丘はこの辺りだったのだろうか。振り返れば、砂丘センターに向かって、ゆるやかな砂の斜面が続いている光景が目に入った。
 バスに乗るためには、再びあの砂の坂を上っていくしかないのだ。再び、焼ける砂に足を取られながら、斜面を上っていった。
砂丘から砂丘センターを見る
6.鳥取砂丘13:42→14:45岩井温泉(岩美町/日本交通)600円 鳥取230あ・103 いすゞ/富士重工
リフトの下を走るボンネットバス アポロ式方向指示器  今度は、下にある鳥取砂丘バス停から周遊ボンネットバスに乗っていく。発車時刻が近づき、リフトの下をバスがやってきた。下り2便の乗客はほとんどおらず、念願かなって運転席脇の展望席に座ることができた。
 浦富海岸観光船乗り場までは、今日すでに2回通っている道を行く。交差点で左折するとき、アポロ式方向指示器がきちんと復元されていて、オレンジ色の指示器が飛び出すのを間近に見ることができた。
 観光船乗り場の先、網代から田後港までが、この周遊ボンネットバスしか走らない区間だ。カーブの多い、曲がりくねった道を行く。途中、トイレと小さな駐車場がある、城原海岸バス停で小休止。短時間だが、下車して景色を眺めてくることができた。
 そして、その先田後港へと下る道が、すごい狭隘路。ほぼ、180度方向転換をしなければならないのだが、道幅が狭く2回ほど切り返してようやく曲がることができた。
 田後港からは、岩美町営バスが走っている。ボンネットバスは、町営バスの田後港〜岩美駅、岩美駅〜東浜駅の海岸線部分だけをつなぐ形で、東浜駅へと向かう。しかし、ここもバス1台がやっとの狭隘路だった。
 東浜駅をすぎると、ここから岩井温泉までは、またこのバスだけが走る区間になる。煉瓦積みの山陰本線の橋脚の間を抜けて、岩井温泉へと小高い山を抜けていった。その山を下って、開けたところが岩井温泉だった。バイパスを越え、川を渡っていくと、温泉旅館がならぶ通りに出た。
東浜駅の狭隘路
岩井温泉にて
ボンネットバス1日乗車券
ボンネットバス特典 明石屋で入浴  バスが岩井温泉に到着する前に、ガイド兼車掌さんから、ボンネットバス乗車券の特典が伝えられる。よく見ると、座席の後ろにも小さなワープロ打ちの紙が貼ってあるではないか。
 温泉旅館の日帰り入浴料が、なんと半額以下。酒屋さんで生ビールを注文するとお豆腐がつくとのこと。これはボンネットバスの乗車券だけの特典で、のりあいばすの手形ではダメなようだ。そうとなれば、この特典を利用させてもらおうではないか。
 まずは、岩井温泉バス停のすぐ隣に建つ、明石屋さんで入浴しよう。フロントで、ボンネットバスの乗車券を見せて入浴料を払うと、係の方が風呂場まで案内してくれた。ちょっと恐縮してしまう。日曜日の昼間、入浴している人はおらず、ひとりゆったりと温泉を楽しむ。
 次は、明石屋の向かいの広場の奥にある、中島酒店へ行く。酒店で生ビール注文っていったいなんだと思っていたのだが、酒屋の隣がカウンターになっていて、そこで簡単な料理とお酒を楽しめるようになっていたのだ。
 お店の方に、ボンネットバス乗車券を見せて生ビールを注文すると、「それじゃこれね。地元のゆかむり豆腐半丁サービスね。お醤油も地元のだからね」とお豆腐を出してくれた。お醤油をかけなくても、味が濃くておいしいとのことなので、半分は醤油なしでいただく。うん、おいしい。
 そろそろ時間と、腰を上げる。この広場に面して、ゆかむり会館という日帰り温泉施設も建っている。明日、また岩井温泉を通るので、明日はゆかむり会館の入浴を楽しもう。
酒屋で麦酒
7.岩井温泉15:30→15:37岩美駅(岩美町/日本交通)300円 鳥取230あ・103 いすゞ/富士重工
岩見温泉のボンネットバス 岩井温泉バス停  今日のボンネットバス最終便、上り2便に乗って岩美駅へ向かう。ここ、岩井温泉の最寄り駅だ。バスは、温泉街の先に車庫があるようで、先ほどバスで走ってきたのと同じ方向から回送でやってきた。
 この最終ボンネットバスに乗ったのは、自分ののりあいばす手形のお兄さんの2人だけだった。もちろん、この人数だから、展望席に座ることもできたのだが、お兄さん共々、中ドアより後ろに座りガイド兼車掌さんの話を聞いていく。
 ここも、路線バスなら岩美駅までに、いくつも停留所があるのだが、ボンネットバスは次が岩美駅。バスは、温泉街を抜けるとそのまま川沿いの道を走る。国道バイパスをくぐって、その先でようやく国道に合流する。
 そのまま国道9号線を行くかと思っていたら、そうではなかった。国道を走る区間はあまりなく、恩志橋というバス停のところで橋を渡って県道に入る。まっすぐな道を走っていくと、やがて山陰本線の踏切に出た。
 踏切を渡って右折すると、町営バスがたくさん停まっているのがみえる。今日は日曜日だから、休んでいるバスが多いのだろう。そして、その先が岩美駅だった。
 バス停は、駅のロータリーの中。いったん右折して駅前に入る。鉄道の島式ホームのように、バス停に指定されている長方形の両側に、右側通行でバスが停まるようになっていた。
 今日のバス旅はここまでなのだが、今朝、夜行バスを降りて荷物を鳥取駅のコインロッカーに入れてきた。そこで、泊まりも鳥取ですることにしている。時間調整で数分停まったボンネットバスに再び乗って、とりあえず宿泊先の鳥取に向かうことにした。
 帰りも城原海岸で休憩があった。その時、ガイドさんに街中のポールにあった「ホタルバス」とは何かとたずねてみた。何でも、市内に有名なホタルの鑑賞地があり、そのホタル観賞用に、ちかくまで循環バスを運転しているのだという。日本交通がやっているので、よかったら乗ってくださいとのこと。せっかくホタルに時期に来たのだから、夜は是非それに乗ってみよう。
岩美駅
番外1.鳥取駅20:00→20:12やまびこ館(くる梨・赤コース/日本交通)100円 鳥取200か・271 三菱(ノンステ)
ホタルバス ホタルバス行き先表示  ホテルにチェックインして駅前で夕食をとる。バスターミナルに寄ると、そこにはホタルバスのチラシがあった。
 鳥取市内には「くる梨」という、100円循環バスが走っている。その内、赤コースがホタルの名所「樗谿公園」のすぐ近く樗谿公園やまびこ館バス停まで運行されている。普段は18:00が最終なのだが、6月1日から24日は、19:00〜22:00の間20分間隔でホタルバスとして運行するのだという。
 6月は日の入りが遅い。すっかり暗くなった20:00のバスに乗ろうと、駅前に向かう。LEDの行き先表示は、ちゃんと「ホタルバス」と表示されている。だからといって高いわけではなく、昼間と同じ1乗車100円で乗ることができる。乗客はかなり多く、駅前を出る時点で立ち客もいる盛況。途中から乗ってくる人もけっこう多い。
 目的地の樗谿(おうちだに)公園が近づくと、交通規制されていて地元の方とバスしか進入できないようになっていた。その規制の先にある駐車場がバス停だった。
 ただし、ホタルのいる場所はバス停から少し歩いて行かなくてはならない。緩い上り坂を歩いていく。途中にある「やまびこ館」も夜間会館しており、ホタルの錦絵を展示していた。
 いよいよホタルのいる小川に到着。いるいる、あちこちで点灯している。しかしながら、写真に納めるのは至難の業。デジカメをISO3200にして撮ったのが左下の写真。かすかに、ホタルの光跡が写っているだけだった。
蛍の光
番外2.やまびこ館21:14→21:33鳥取駅(くる梨・赤コース/日本交通)100円 鳥取200か・・93 三菱(ノンステ)
やまびこ館のホタルバス  30分ほどホタルを見学して、再び緩い坂を下っていく。とにかく周りは人、人、人。これだけ人がいるから、暗闇でも怖くはない。それ以上に、ここが鳥取の人にどれだけ大切にされている場所かを感じることができた。
 帰りも、ホタルバスに乗って鳥取駅へ向かう。帰りも立ち客が出る盛況。行きは10分ほどで来たけれども、これは循環バス。帰りは西側に大きく寄り道していくので、20分ほどかかるはずだ。
 この先のバス停で待っている人は、ほとんどいなかった。その、ホタル見学から買える人たちは、どこで降りるのだろう。みな、駅前まで行くわけではないだろうと思っていると、鹿野町を過ぎてぼつぼつと降車ボタンが押されるようになった。
 ようやく空席ができはじめ、その空席に座って駅へ着くのを待つ。このまま行けば駅かなと思えば、右折して細道に入っていったりする。まあ、循環バスだから仕方ないけれど。そうして、20分かけて、ようやく鳥取駅前まで戻ってきた。
 何の予備知識もなく乗った、夜のオプションバス旅だったけれども、予想以上に感動と楽しい時間を過ごすことができた。

ホーム▲ 旅目次△ 第2日>