第5日 〜2006.5.3(水・祝)〜

白河駅→中町(須賀川)

24.白河駅15:59→16:41石川駅前(福島交通)800円 福島200か・299 三菱(ノンステ)
白河駅前の福島交通  白河駅から水郡線の石川駅へ向かうバスに乗る。土休日に白河駅から先に進もうとすれば、磐城棚倉へ向かうJRバスか、福島交通のこの路線しか選択の余地がないのだ。この路線は、本土縦断の旅の時にも乗ったのだ。こんなことなら、あのときはこの2006年3月末で廃止になった、東北本線に沿った国道を行く須賀川駅行きの路線に乗っておくのだったと悔やんでも、もう遅い。
 今回はバスも新しくなって、なんとノンステップバスだ。福島交通のノンステップバスに乗るのは、これが初めて。中ドアが後ろ寄りについているのか、中ドアより後ろが短いのか、後輪の後ろがすぐエンジンだ。なんだかあまり見たことないバランスのバスだ。
 最初は水田や畑の中を走っていく。だんだんそれが見えなくなって、やがて渓谷沿いの道を走るようになってきた。石川駅近くに猫啼温泉というところがあった。バス停は猫啼のはずだが、車内の運賃表示器は『ねこなき』と平仮名になっている。やっぱり感じでは読みづらいからだろうか。
 磐城石川駅は街外れだが、次のバスの始発地点なのでそこで降りることにする。
25.石川駅前17:01→17:50中町(福島交通)800円 いわき200か・・14 三菱
石川駅前の福島交通  この時間に2本の須賀川駅前行きのバスがある。先に出る母畑経由は前回乗ったことがあるので、もう1本の竜崎経由に乗っていこう。
 最初は国道118号線を走っていき、母畑経由より広い道を走るのだと思っていたのだが、それは最初のうちだけだった。塩沢西口から野木沢駅前を通る細道に入る。その先、赤坂団地から泉郷駅前までは、かなりの距離センターラインもない狭隘路を走っていった。
 その後も、信号のない交差点でわき道に何回か入っていく。入るのは簡単だが、信号のない交差点で右折して国道に戻るのは、タイミング的にとても大変そうだった。一段低い旧道で阿武隈川を越えたのは、なかなか印象的だった。
 ここまでずっと1人だったけれど、牡丹園でようやく2人乗ってきた。須賀川の牡丹は有名だけれども、牡丹園へ来るバスは1日数本しかない。まあ、今は牡丹の季節ではないけれども。
 ここまで来れば、須賀川の市街地まではあと少しだ。バスは須賀川駅行きだが、今回は駅前まで行かず市街地の中心の中町で降りて、バス停前のホテルにチェックインした。
須賀川の街
須賀川のウルトラマン 須賀川の円谷英二さん  須賀川のメインロードは、電柱もなくすっきりしている。
 そして、たぶんその地中電線の分電盤なのだろう、その小屋の扉にすべてウルトラ怪獣が描かれているではないか。
 ホテルのフロントで理由をたずねると『須賀川は円谷英二監督の出身地なもので、それにちなんでおります』とのこと。そのウルトラ怪獣(ウルトラマンとウルトラセブンのもののようだ)の名前を、絵を見ながら言えてしまう自分に、おもわず笑みがこぼれてしまった。
 数が多く、そのすべてを写真に撮ることはできなかった。それでも、有名なところを何枚か撮っていく。駅方向へ歩いて行くと、だんだんと店が少なくなってきて閑散としてきた。やはり、須賀川駅は街の中心から離れているようだ。
 ちなみに、この上の絵は何だろう。こんなウルトラ怪獣いないよなあ。そう、これが円谷英二監督の横顔なのだ。
須賀川のペギラ

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