第2日 〜2007.4.21(土)〜

奥多摩駅→京王八王子駅

5.奥多摩駅12:24→12:43川井駅(西東京バス)390円 八王子22か・773 日野
奥多摩駅前の西東京バス 奥多摩駅のバス停  今日は12時過ぎのスタートだから、1日というより半日バス旅だ。奥多摩駅前から、川井駅前を通って上日向や清東橋へ行くバスは、平日・土曜日が5本。日・祝日は2本。この先、御嶽駅前からの都営バスが土休日のみ運行なので、土曜日を選んで乗りに来たのだ。
 奥多摩駅の真向かいに、西東京バスの車庫とサービスステーションと書かれた建物がある。奥多摩湖方面の乗り場はそちらにありにぎわっているが、駅舎を出て左に曲がった道路上にある3番ポールには、お婆さんが1人待っているだけだった。
 始発だというのに、予定時刻の12:20になってもバスはやってこない。「来ないのなら電車がもうじきだから行こうかしら」とお婆さんが言ったすぐ後で、よやく清東橋と行き先を出したバスが車庫から動き始めた。駅前から乗ったのは2人だけだった。
 バスは青梅線よりは遙かにトンネルの少ない、川沿いの道を走っていく。海沢、白丸、鳩ノ巣と鉄道並みにバス停も少ない。白丸では遙か下の方に、川でカヌーを楽しむ人たちが見えた。
 鳩ノ巣から先は停留所間隔も狭まり、お婆さんは古里郵便局前で降りていった。たしかに、一段高いところを走る青梅線よりバスの方が街との段差も少なく、お年寄りにやさしい乗り物だろう。古里駅前の次が桜木。ここ始発の上日向方面バスが設定されている。古里駅からも近く、商店もいくつかある。川井駅バス停は、駅手前を左に曲がったところで、こちらは街から遠かった。
川井駅方面乗り場にやってきたバス
徒歩 川井駅バス停→中野バス停(約1.9km)
奥多摩大橋 川井駅バス停  ここからは、御岳ケーブルの入口にある中野バス停までバス路線がない。奥多摩町と青梅市の間は歩いていくしかないのだ。
 駅前に架かる奥多摩大橋は、1996(平成8)年に竣工した斜張橋。周囲には橋がたくさん見るが、そのなかでは一段と新しい橋といった印象を受ける。
 橋を渡り終わったところに、小さな公園のような場所がある。そこから振り返ると、多摩川の支流大丹波川にかかる道路橋と青梅線の橋が見える。一段高い青梅線の橋は、古いコンクリートアーチ橋だ。
 ここからは、多摩川に沿って都道を歩いていく。最初は両側に歩道があったのだが、しばらく行くと歩道や山側だけになってしまった。まあ、川のすぐ脇を通っているわけではなく、ムリして川側を歩いてもそれほど景色がよいわけでもない。それよりも安全第一と、あおとなしく歩道を歩いていく。
 アップダウンはほとんどなく、どちらかというとわずかな下り坂になっている。直線部分はほとんどないし、交通量もそこそこある。歩道と車道の間にガードレールはないものの、一段高い歩道を歩いていく方が気分的にも安心していられた。
 やがて人家もないところで、「青梅市」という標識が現れた。ここが市町境だ。青梅市に入れば、目指す中野バス停まではそれほど遠くないはずだ。
 周囲にそば屋さんや人家が現れると、そこが都道と御岳山への分岐点、中野だった。分岐点の三叉路はすぐに見つかったが、バス停が見あたらない。もしや、御岳山方面へ曲がったところなのだろうか。よくみると、御岳山方面の入口にある赤い鳥居のすぐ下に、片側にだけポールが立っていた。
中野バス停
6.中野13:18→13:26御岳駅(多摩バス)170円 八王子22か・768 日野/富士重工
中野の多摩バス 前ドア脇に貼ってある運賃表示  しばらくして、ケーブル下からのバスがやってきた。前ドアのところにも制服姿の人が乗っている。どうやら、狭隘路やカーブの安全確認のためのようだ。ここは区間別運賃だったはずで、中乗りだろうと思ったら前乗りだった。
 前ドアに立っていた人が「おまちどうさま」と言ってどいてくれた。「カードはここに入れていいのですか」と断って入れると「あっ、しまった」の声が返ってくる。前乗り先払いなので、運賃設定をしてからカードを通さなければ行けないのだけれど、途中乗車は希らしく全区間270円の運賃が引かれてしまったのだ。
 「駅に着いたら返しますので」ということで、こちらも了解。バスは、多摩川に沿ったカーブが連続する道を走っていく。時々、無線で駅前と連絡を取り合っている。今日は土曜日、ハイキングの人も多く臨時便が出ることもあるようだ。
 払沢バス停を過ぎ、御岳橋で多摩川を渡ると、正面が御嶽駅だ。駅の入口は突き当たりを左に曲がったところだが、バスは右折して少し行ったドライブインの前に停まった。ここが多摩バスの回転場兼ターミナルのようで、御岳駅のバス停が立っていた。すぐ前の国道沿いには、御嶽駅前と書かれた都営バスのポールも立っている。都営バスはJRと同じ御嶽という漢字を使っていて、多摩バスは地名に使われている御岳という漢字を使っていた。
 次のバスまで時間があるので、バス乗り場近くの東峯園というお店で、野菜肉たっぷり載った手打ち麺の御岳ラーメンで遅目の昼食にした。おいしかった。
御岳駅の多摩バス
7.御嶽駅前14:19→14:45青梅駅前(都営バス)320円 八王子200か・364 日野(ノンステ)
御嶽駅前の都営バス  次に乗るバスは、都営バスの「梅01」系統。土休日のみ運行される系統だ。青梅駅から梅林で有名な吉野までの「梅76丙」系統は毎日運転なのだが、その吉野から先、軍畑駅前→御嶽駅前→玉堂美術館→吉野と循環運転をして青梅駅まで戻るのが「梅01」系統なのだ。
 青梅駅を出るときは「玉堂美術館」という行き先を出しているようだが、ラケット状の循環部分にある御嶽駅前にやってきたときには、すでに終点の「青梅駅」を表示していた。そして、その脇には梅の絵の入ったイラストも添えられている。行き先表示がLEDになってしまったら、こんなカラフルな行き先表示も見られなくなってしまうのだろうな。
 駅前を発車すると、すぐに御岳橋を渡る。今度は左折して御岳山とは反対方向へ向かっていく。そこにあるのが、玉堂美術館。青梅発車時の行き先になっているところだが、ここから乗ってくる人はいなかった。終点ではないから、もちろん通過。そのまま吉野街道を走っていく。
 吉野の梅林の案内が、車内からも目立つようになった。そして、吉野バス停を普段着のバスに戻って、停留所で待つ乗客を拾って青梅駅へと向かっていった。
見学 青梅赤塚不二夫会館(入館料400円)
青梅赤塚不二夫会館  次のバスまで50分ほど待ち時間がある。まだ行ったことがない『青梅赤塚不二夫会館』へ行ってこよう。駅から歩いて5分ほど。「となりのレトロ」という喫茶店のすぐ近くだった。
 入口で入館券を所望すると、昭和レトロ商品博物館と昭和幻燈館にも入れる「3館共通券がお得だ」と勧める。時間がないので、今日はここだけじっくり見たいと言っても「全部で40分あれば回れますが」と言う。「今日はココを見たくて来たので、ここの入館券を売って欲しい」と言って、ようやく入館券を買うことができた。強引な入館券セールスに、ちょっと気分を悪くして中に入る。
 中は・・・楽しかったですよ。1階は撮影もご自由にどうぞというコーナー。壁板や障子に穴が空いていて、のぞけるようになっている。のぞいてみると、赤塚不二夫先生のいろいろなトピックスが貼ってあるという仕掛け。2階の資料展示もよかったけれど、個人的にはこの1階のいろいろな展示や仕掛けがとても楽しかった。じっくり読みながらゆっくりと先に進む。
 2階の作品展示を見ているとき、時間を確認すると、あれっもう30分以上経っている。これは急がないと、バスに乗り遅れてしまう。後ろ髪を引かれる思いで、赤塚不二夫会館を後にする。
8.青梅駅15:33→15:48友田(多摩バス)250円 八王子200か・968 いすゞ/J-BUS(ノンステ)
青梅駅の多摩バス  バス停に戻ってきたのは、発車2分前。急いで写真を撮ってバスに乗り込む。かすかに新車のニオイのノンステップバスだ。定刻に青梅駅前を発車する。発車するとき、停車するとき、とっても丁寧な放送をする運転士さんだ。
 この路線は、本土縦断バス旅でも乗った路線。その時も感じたのだが、けっこう乗り降りの頻繁な路線だ。青梅線の青梅駅と小作駅を結ぶ路線なのだが、鉄道とは違い多摩川の南側を走っていく路線だ。調布橋で多摩川を渡ったところが上長渕。ここから再び吉野街道を走っていく。
 途中までは降りる人が中心。だんだん車内の乗客が減ってきたなと思ったころ、今度はバス停ごとに待ち人が立っている。使命が青梅発のバスから、小作駅行きのバスに変わったのだ。
 友田神社、友田南と友田と付くバス停が続く。圏央道の下をくぐりまもなくだなと思った頃、「友田」という放送が流れ降車ボタンを押す。小作駅方面へ左折してすぐのところが友田バス停だった。ここまで来ると、もう駅行きのバス。こんな中途半端なところで降りたのは、自分だけだった。
9.友田15:55→16:00菅生(多摩バス)190円 八王子200か・399 日デ/富士重工(ノンステ)
友田の多摩バス  定時運行だと、乗り継ぎ時間が5分ほどしかない。バス停はすぐ目の前に見えているのだが、交通量が多く三叉路の横断歩道まで行かなくては渡れない。
 ようやく渡ったが、けっこう交差点で車がつまっているから、これならやってくるバスの写真を撮ってから乗ることができそうだ。次に乗るのも、本土縦断で乗った路線。ただし、あの時は入出庫便を利用した秋川駅〜小作駅という系統。今回も利用したかったのだが、かなり本数が減ったようだ。
 しかたなく、今回は本数の多い、小作駅〜菅生高校と菅生高校〜秋川駅の2系統を菅生バス停で乗り継ぐことにした。
 バスは2分遅れでやってきた。車内の乗客は数人といったところ。次の恵明学園前で数人が降りる。そして、その次の停留所が菅生。山の斜面、けっこうアップダウンのある道で、途中500m近い新満地トンネルを通ったりして行く。東海大菅生高校入口の交差点を左折してすぐのところが菅生バス停だった。
 友田から2停留所、乗車時間5分は、もしかすると今回のバス旅最短記録になるかもしれない。
10.菅生16:14→16:22秋川駅(多摩バス)200円 八王子200か・399 日デ/富士重工(ノンステ)
菅生の多摩バス  秋川駅行きのバスまで、待ち時間は10分強。暖かい日差しの下で待っていると、一人ふたりと人が集まってくる。この辺りからだと、小作駅へ出るより秋川駅へ出るのがメインルートなのだろう。
 やってきたバスは、先ほどと同じ車両、同じ運転士さんだった。これなら、小作駅〜菅生高校〜秋川駅の通し運転にして、運賃も数少ない直通便と同額にしてくれればうれしいのに。
 ここから5人ほどの乗客を乗せて、バスは走り出した。本土縦断の時に乗った、菅瀬橋バス停を過ぎて緩い上り坂を行くと、突然区画整理された、住宅や郊外店が建ち並ぶところへ出た。
 後でわかったけれど、これがもう秋川駅前から続いている新興地域だったのだ。けっこう景色が変化したので、ずいぶん乗ったのかなと感じたのだが、時計を見れば菅生をでてからわずか8分で秋川駅に到着した。
11.秋川駅17:40→18:40京王八王子駅(西東京バス)530円 八王子200か・560 日野(ノンステ)
秋川駅の西東京バス  秋川駅から京王八王子駅へ行くバスは、1〜3時間に1本の運行。16:05には間に合わなかったので、次は17:40まで1時間20分の待ち合わせ。土曜授業があるのだろう、私立高校生が次々とスクールバスで到着し、駅前を埋めていく。
 ここで1時間以上も待つのは、ちょっとつらい。ホリデーパスを持っているのをいいことに、武蔵五日市まで往復して来よう。武蔵五日市駅ではイートインコーナーのあるパン屋さんでひと休みして、再び秋川駅前に戻ってきた。
 すると、バス乗り場には10人近い人が待っている。やがて、京王八王子駅行きが到着すると、みなそのバスに乗り込んでいった。バスは圏央道のあきる野インターを過ぎて右折する。このバスが本日最後のサマーランド経由便だ。せっかく寄り道をしたものの、乗車する人はいなかった。
 バスの行き先表示にもあった、戸吹ゆったり館にも寄っていく。温泉施設かと思っていたのだが、すぐとなりにはゴミ焼却場がある。どうやら焼却熱を有効利用した入浴施設のようだ。
 しばらく進むと、外は真っ暗になってしまった。楢原町の交差点が渋滞で、曲がるまでにかなりの時間がかかった。その先も渋滞でのろのろ運転。市議会議員選挙の投票前日とあって、候補者の宣伝カーがひっきりなしに走っていた。けっきょく、終点の京王八王子駅まで1時間かかった。

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