第3日 〜2005.10.10(月・祝)〜

土浦駅→十王駅

20.土浦駅9:15→9:52石岡駅(関鉄グリーン) 690円 土浦22あ20−32 いすゞ
土浦駅の関鉄グリーンバス
 
 今回の旅は1泊2日。前回終了した土浦駅からの再開となる。石岡駅経由石岡車庫行きのバスに乗る。中ドアより後はロングシートの車両。茨城県に入ってから、このタイプの座席配置のバスをよく見かけるようになった。座席配置も、地域や会社により好みがあるのだろう。
 関東鉄道本社前では、旧筑波鉄道の線路跡と駅跡が見える。その後、国道125号線から6号線へと入り、まっすぐ走っていく。途中に千代田町役場前というバス停があったが、近くの建物はかすみがうら市役所。バス停だけは、昔の名前のままのようだ。
 国道は、あまり集落の中を走るところがなく、バスの乗客もほとんどいない。どれくらいかかるのかわからなかったのだが、土浦駅を出てから40分弱で石岡駅に到着した。
  ここは、JR駅の隣に上が公園になった屋根付きのバスターミナルがある。これなら、雨に濡れることなくバスを待つことも出来、駅の規模の割には立派なターミナルだと感心してしまう。
21.石岡駅10:45→11:56水戸駅(関東鉄道) 1590円 水戸22あ15−67 三菱/新呉羽
石岡駅の関東鉄道バス
 1時間ほど、ターミナルのベンチに座って、缶コーヒーを飲みながら、行き来するバスを眺めていた。ここは、路線バスの他にもコミュニティーバスがあり、比較的多くのバスが出入りしていた。
 ここからは、水戸駅経由吉沢車庫行きに乗車する。はじめ、吉沢車庫行きということで、水戸駅に行かないのではないかと思ったのだが、水戸駅を通ってUターンするように吉沢車庫まで戻る経路なのだそうだ。
 鉄道から離れた美野里町、茨城町といったところを、国道6号線に沿って走っていく路線だ。同じ国道6号線でも、こちらは鉄道が並行していないためか、けっこう乗降がある。
 奥ノ谷をすぎて、長岡から県道に入ると、かなりの停留所で待っている人がいた。いつしか満席になり、通路に立つ人もでてきた。千波湖を右手に見て、偕楽園臨時駅のところから陸橋で常磐線を越えて、水戸の街中へと進んでいく。
 大工町から、下車が始まった。それでも、まだ駅まで距離があるせいか、乗ってくる人もいる。銀杏坂を下って、ようやく水戸駅に到着。ここで、ほぼ全員が降りたようだ。
22.水戸駅12:39→13:29太田駅前(茨城交通) 660円 水戸200か・445 日デ/富士重工
水戸駅の茨城交通
 駅前の居酒屋のランチで昼食にする。昼間から、靴を脱いで居酒屋の座席につくのはちょっと違和感があるものの、なかなかどうして、内容は充実。680円という値段からは想像できないくらい品数があって、多いに満足した。
 ここから先は、休日ということもあって選択の余地がない。他の路線が、軒並み休日運休なので、常陸太田駅前まで休日でも走っている、この路線に乗るしかないのだ。
 乗客は、座席がさらりと埋まる程度。ガラガラというわけではなく、それなりに利用者がいる。だからこそ、休日でも走っているのだろうけれども。最初は、道幅の広い国道349号線を走っているが、途中から、左に別れて旧道を走っていく。どこで現れたのやら、右ってに水郡線の線路がはしっているのが見えてきた。
 下菅谷から上菅谷までは、ほぼ鉄道に沿って走っていったものの、その先はまた鉄道とは離れているようだ。太田駅まで乗って660円。水郡線なら320円だから、倍以上。それでも、水郡線の本数が少ないからか、通しで乗った人が他にもいた。
廃止になった日立電鉄と常北太田駅
廃止になった常北太田駅
日立電鉄サービスに引き継がれた駅
 2005年3月31日限りで、常北太田〜大甕〜鮎川を走っていた日立電鉄が廃止になった。常陸太田駅前と道を挟んで立っている常北太田駅はどうなったかと見れば、まだ常北太田駅の看板を出している。出札窓口こそふさがれているが、待合室はバスの待合室として開放されていた。
 ホームへの入口には、針金で柵が作られていた。その奧には、日立電鉄の車両が何両も留置されていた。何でも、売りに出されているのだそうだ。ただ、廃止になって半年ここにいるということは、電車として買ってくれる中小私鉄は、そう簡単に見つからないのかもしれない。
 鉄道がなくなって、バスの方も2005年10月1日から、日立電鉄バス、日立電鉄観光、日立電鉄サービスが統合して、日立電鉄交通サービスという会社になった。そんなこともあって、新会社名のかかれた大きな看板が、旧常北太田駅舎にもかけられていた。
 今回は、土日祝に使える一日全線フリー乗車券を購入した。600円で、高速バスとJRバスの廃止代替路線を除く、すべてのバス路線に乗車できる。もう時刻は14時を回っているが、十分に元は取れる。スクラッチ式なので、月はともかく日を間違えないように削らなくては。
23.太田駅14:54→15:23大みか駅(日立電鉄交通サービス) 560円 水戸22あ19−54 三菱/新呉羽
太田駅の日立電鉄サービス
太田駅の日立電鉄サービス
太田駅の日立電鉄サービス  このバスは、太田馬場始発。太田馬場は、茨城交通も日立交通電鉄サービスも、どちらのバスでも行ける。薄暗い待合室で1時間半も待つのなら、いったん始発の太田馬場まで行けばよかったと気づいたのは、すでに発車まで30分を切ったところだった。せっかく1日乗車券をかったのに、何でそんなことに気づかなかったのだろう。
 バスは、鉄道廃止になったからだろう、部活帰りの高校生を数人乗せていく。その高校生達は、川中子で降りていった。その川中子を過ぎると、左側の細道に入っていく。鍵形の道を通って、大橋駅前へと向かう。あの特徴的なコンクリート橋がちらりと右手に見える。
 その先は、急坂を登って南高野団地へと入っていく。若干の乗り降りがあったものの、それほど乗客が増えることなく、終点の大甕駅に到着する。お客を降ろすと、すぐに行き先を変えてしまったが、できあがった写真を見ると「大みか駅」と平仮名書きになっていることに気づいた。
24.大みか駅15:56→16:50日立駅(日立電鉄交通サービス) 630円 水戸200か・594 日野
大みか駅の日立電鉄サービス
大みか駅の日立電鉄サービス
 ここから日立駅までは、いろいろな経路がある。ただし、日立電鉄の廃線跡をたどっていこうとすると、何本かのバスを乗り継がなければならない。しかも今日は祝日(体育の日)。その中のいくつかは、今日は運転されていない。そこで、その先のことも考えて、日立駅行きのバスで直行することにした。あまり廃線跡は見えないけれども。
 バスは大甕駅前を発車すると、まっすぐ海へ向かっていく。そして海岸通りを北上していった。右手にちらりと太平洋が見える。水木からは、しばらく廃線跡に沿って走る。右手に廃線跡が見える。すでに、電車が走らなくなって半年が経っている。
 大沼団地の先で廃線跡と別れて、いくつかの交差点を曲がりながら、国道6号線にでる。しばらく行って右折し、多賀駅前に寄っていく。ここでほとんどの乗客が降りて、またあらたに乗ってくる。雰囲気的には、大甕駅〜多賀駅と多賀駅〜日立駅の路線をくっつけて感じだ。
 多賀駅を出たバスは、再び国道6号線に戻り、あとは国道を北上していく。日立市保健センターを過ぎて右折し、日立駅前への道を行く。この道が、また広い道だった。
 中央のメインロードの左右に、街路樹で区切られた1車線の道があり、そこにバス停があるのだ。路上駐車している車もあるが、地元の人は知っているようで、バス停のある区間だけはきちんと空いている。バスも、バス停を過ぎると、メインロードへと入っていく。銀行前、市民会館入口、平和町と3カ所、メインロードから側道へ入っていき、広いロータリーになっている日立駅前に到着した。
25.日立駅17:50→18:28十王駅(日立電鉄交通サービス) 520円 水戸22あ20−67 いすゞ/IK COACH
日立駅の日立電鉄サービス
 10月のこの時刻では、もう真っ暗。本来なら、景色の見える時間に乗りたかったのだが、明日の乗り継ぎのことを考えると、どうしても十王駅まで行っておく必要がある。
 日曜日の夕方、日立駅を出るときは満席。数人の立ち客もいる状況だった。これはけっこうにぎわっているなと思ったのもわずかな区間で、小木津駅入口を過ぎて乗っていたのは、3人だけになってしまった。先ほどのバスと同様、ここで乗客が入れ替わるのかと思ったのだが、そのようなことはなかった。
 残りの乗客も途中で降りていってしまい、終点の十王駅に降り立ったのは、自分だけだった。
 今日は、15時近くから使った1日乗車券だったが、3本乗って1710円分。売価は600円だから、十分に元は取れた。さすがに40分かけてバスで日立へ戻るのは辛く、きっぷを買ってJRで今夜の宿がある日立へ戻った。

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